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みだらし団子に新作「カレー味」「白川茶味」-下呂の移動販売店が販売開始

軽トラを活用した移動販売スタイルと「変わり種みだらし団子」が特徴

軽トラを活用した移動販売スタイルと「変わり種みだらし団子」が特徴

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 下呂を中心に移動販売を行うみだらし団子専門店「Mago★Coro(まごころ)」が1月末、「カレー団子」「白川茶団子」などの新作団子の販売を始めた。

焼きたての新作みだらし団子

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 軽トラを活用した移動販売スタイルで下呂市内のスーパーマーケット敷地を中心に出店し、飛騨独特のしょうゆ味の焼き団子「みだらし団子」を専門に販売する同店。オーナーの伊藤崇文さんは「実家で作った米を有効活用したいと思ったのがきっかけ」と話す。

 団子の原材料にもこだわり、使用する米粉は「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」で2年連続日本一に輝いた下呂市発祥のブランド米「龍の瞳」100%、ハサで天日干しされた自家栽培の無農薬米のみを使う。水は地酒の仕込みにも使われるという地元の名水「水神の水」を使用、米粉の製粉から団子の製造まで、全て伊藤さんが一人で行っている。

 新作団子開発のきっかけについて、伊藤さんは「飛騨には昔から「よもぎ餅」「豆餅」「しょうゆ餅」など、いろいろなフレーバーの餅があるが、団子となると「白米」「よもぎ」以外ほとんど見かけない。生地の製造過程でいろいろなものを練り込み試作してみたところ、無かったのが不思議なくらいおいしかった」と話す。

 同店ではこれまでに、「白米団子」のほか「玄米団子」「よもぎ団子」」「しょうがじょう油団子」、北海道産大豆と黒豆の入った「豆団子」といった変わり種団子を販売し、いずれも好評を得ている。今年の新作「カレー団子」は、愛知県瀬戸市にあるカレー店オリジナルブレンドのカレー粉に「クミンシード」を加え独自に調合したもの。美濃白川の特産品「白川茶」の粉茶を生地に練りこんだ「茶団子」は、「焼いたとき一番いい香りがする。さっぱりとしたほろ苦さと甘みが特徴」という。「固くなった団子は素揚げすると一段とおいしくなる。特にカレー味はおすすめ」とも。

 新作団子の開発に余念が無い伊藤さんは現在、次なる新作の開発にも取り組む。「新作を研究して考えている時間がとても楽しい。今まで『飛騨のみだらし団子』の伝統を守り続けていただいた諸先輩方に感謝と敬意を表しつつ、焼き団子の可能性に挑戦し続けたい」と笑顔を見せる。

 販売価格は1本=70円~。 営業時間や販売スケジュールはブログで確認できる。

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