高山の商店街でディスプレーコンテスト-独自のひな飾りなど45作品

足をとめてディスプレー作品に見入る通行客

足をとめてディスプレー作品に見入る通行客

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 高山市中心部の商店街で現在、ショーウインドーの飾り付けを競う「ディスプレーコンテスト」が開催されている。参加店の店先にはアイデアを凝らした作品が飾り付けられ、訪れた買い物客の目を楽しませている。主催は高山市商店街振興組合連合会女性部らで組織するストリート21。

「まるっとプラザ」のディスプレー作品

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 商店街店舗のショーウインドー飾りつけ能力のレベルアップと、オリジナリティーある表現力を磨こうと始まった同企画は今年で22回。四季を問わず年1回行われる今年のテーマは、1カ月遅い高山のひな祭りに合わせて「春・おひなさま」。

 審査員は、高山市内商店街に精通する長野県松本市在住の画家・上條喜美子さんと富山県在住のクリエーティブディレクター・武隈ミワコさんが務める。今年は「国分寺通り」「さんまち通り」「本町通り」「安川通り」の各商店街から45店舗が参加し、ディスプレーの腕を競った。

 審査の結果、最高位の最優秀賞に該当は無く、優秀賞に「スズキインテリア」(本町3)、「まるっとプラザ」(本町2)、「めぐみ家」(本町2)の3点、佳作5点、入賞6点が、それぞれ選ばれた。

 講評は「自社の商品を、形を変えたり素材をうまく生かしたりしてワクワクさせる春の気分を感じた」(スズキインテリア)、「配色が春らしく売りたい商品のメッセージが伝わってくる。取り扱う商品をきちんと打ち出している」(まるっとプラザ)、「食材をうまく使い、春らしい色彩もよく店に入って食べたくなる。そんな気分になった」(めぐみ家)。

 優秀賞に輝いた店の一店、高山市内の観光情報や特産品を扱うアンテナショップ「まるっとプラザ」の長瀬みどりさんは「コンテストに合わせて別注でひな祭りバージョンの特産品を取り寄せ、背景は特産品にマッチするよう、金びょうぶでなく『山里の春』をイメージした『雪の北アルプス』をスタッフの貼り絵で仕上げた。レジ袋で作った三人官女の着物など、当店ならではの雰囲気が出せたと思う。これをきっかけに各地の特産品を知ってもらい、店内にも足を運んでいただければ」と話す。

 コンテスト作品の展示は4月3日まで。

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