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飛騨が舞台のアニメ「氷菓」-高山・本町通り商店街にファン交流スポット

名古屋から来たという2人組は「こんなアニメが始まるなんて知らなかった。放送が楽しみですね」と話す

名古屋から来たという2人組は「こんなアニメが始まるなんて知らなかった。放送が楽しみですね」と話す

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 高山・本町通り商店街の「まるっとプラザ」(高山市本町2、0577-77-9200)に4月20日、放映開始を目前に控えたテレビアニメ「氷菓」のファン交流コーナーが設けられた。企画は高山「氷菓」応援委員会。

「氷菓」コーナーの様子

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 4月22日~27日にかけ全国10局ネットで放映される同アニメ作品は、原作者の米澤穂信さんが高山出身ということもあり、飛騨をモチーフにした舞台で物語が進行する。今年3月発売のアニメ専門誌でも「モデルは飛騨高山」と紹介されていることから、今回の交流コーナー開設が決まった。

 アニメに登場する「神山高校」のモデルとなった「斐太(ひだ)高校」によれば、昨年夏に同アニメの制作関係者らが同校を取材し、その際、高山市内もくまなくロケハンしたという。

 同委員会代表の小鳥英介さんは「地元に住む一ファンとして、作品の聖地巡礼で高山を訪れる同好同志が、時間差で交流を図れる公共の場があればと思い企画した」と話す。「ただし、私の役割は場所作りまでで、どう作り上げていくかはあくまでファンの力。公共マナーを守って楽しみながら自由に利用してほしい」と呼び掛ける。「今後は盛り上がりの様子を見ながら、純粋に高山と同作品を楽しむ『現地交流会』などの企画も考えていきたい」とも。

 交流コーナーには、訪れた人が自由に書き込める「交流ノート」、写真貼り付け用の「コルクボード」を備えるほか、作品紹介ポスターや、紹介雑誌の切り抜きが挟まれた「スクラップブック」、作品の世界を忠実に再現したという1/1スケールのジオラマセットなどを展示している。

 開設に協力した同店スタッフの長瀬みどりさんは「小鳥さんから話を聞くまで、ここまで高山をモデルにしたアニメだということを知らなかった。初めての試みなので、とにかく始まってみないと分からないが、地元でも協力して盛り上げたい」と話す。「訪れたファンの人に聖地スポットの紹介などもできるよう私もアニメを見て勉強したい(笑)。楽しい場所になってくれればなによりです」と期待を込める。

 営業時間は10時~18時30分。「氷菓」交流コーナーは来年4月20日までを予定。

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