奥飛騨クマ牧場(高山市奥飛騨温泉郷新平湯温泉、TEL 0578-89-2761)で4月28日から、今年生まれたばかりのクマの赤ちゃんの公開イベントが始まる。
場内で繁殖させたツキノワグマを中心に約80頭を飼育する同牧場は今年で創業37年目。毎年春に5~6頭生まれるというツキノワグマの赤ちゃんを一般公開している。かわいいクマの赤ちゃんを一目見ようと公開イベントを待ち望み、毎年遠方から訪れるリピーターも多く、同牧場の春の呼び物として人気を集めている。
今年一般公開されるのは、1月~2月にかけて誕生した6頭のうち、オスの「ももたろう」、メスの「あんず」「まろん」の3頭。甘えん坊の「ももたろう」とおてんば娘の「あんず」は双子の兄妹で、顔や姿形がそっくり。おっとりした性格の「まろん」はくりくりの目からその名が付けられた。
生まれた時は体長約20センチ、体重300グラムほどだったという赤ちゃんクマは現在、ミルクによる人工飼育で元気にすくすくと成長し体長約40センチ、体重3.5キロになっている。今後は徐々にリンゴなどの離乳食に切り替え、1年ほどたつと体長70~80センチ、体重も15キロくらいになるという。
同牧場営業本部長の森本直人さんは「『赤ちゃん』と呼べるかわいらしさは今しかないので、赤ちゃんクマに会いたい方は、今度の連休中にぜひ奥飛騨まで来てほしい。5月中は大丈夫だが日がたつにつれて子グマっぽくなっていくので、早ければ早いほどおすすめ」と話す。
公開イベントでは、赤ちゃんクマと直接触れ合える記念撮影コーナーなどを設ける。公開は11月末まで。記念撮影料金は、1ショット=1,000円。
営業時間は8時~17時。入場料は、大人(中学生以上)=1,000円、子ども(3歳~小学生)=500円。