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高山市民が飛騨産木材で「ぎふ清流国体」マスコット「ミナモ」のストラップ作り

親子で根付けストラップ作りを楽しむ参加者

親子で根付けストラップ作りを楽しむ参加者

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 高山市民文化会館(高山市昭和町)で6月27日、地元住民らを対象に、9月に本大会が開催される「ぎふ清流国体」のマスコットキャラ「ミナモ」の根付けストラップ作りが行われた。

出来上がった参加者の作品

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 岐阜県内各地を会場に9月29日から本大会が開催される「第67回国民体育大会(ぎふ清流国体)」。飛騨会場では、「バスケットボール」「アーチェリー」「ハンドボール」「サッカー」「ソフトボール」「ラグビーフットボール」の各競技が9月29日から10月9日にかけ高山市、飛騨市、下呂市で順次、白川村ではデモスポ行事として「ウオークラリー」が9月30日に行われる。

 高山市では現在「国体応援!おもてなし応援グッズをみんなでつくろう!」と題し、市民による手作り応援グッズ製作教室を開催している。同市生涯学習課の北野千恵さんは「既製品でなく、市民の方々が思いを込めて手作りした物を国体選手団にプレゼントしたいと思い、製作教室を企画した。飛騨地域ならではの特徴を生かした応援グッズで地元PRもできれば」と話す。

 当日は第1弾として、飛騨一位一刀彫協同組合理事の山本良吉さんと飛騨匠根付会会長の東勝広さんを講師に招いて「ミナモ根付けストラップ作り教室」を行い、高山市民23人が参加した。参加者らは、講師から根付け作りのコツや木彫りの基本動作を学んだ後、各自持参した彫刻刀や小刀などを使いながら、飛騨産の「イチイ」や「クロモジ」を材料に「ミナモ根付け」を製作した。

 参加者らは「彫刻刀を手にしたのは何十年か前にやった学校の授業以来。久しぶりに時間を忘れて工作に熱中し、楽しかった。材料がまだあるので家に帰ってからも何個か作りたい」。「見た目は簡単そうだと思ったが、いざ木を削り出してみると思ったより堅くて苦戦した。削り方のコツも教えてもらったが、先生の道具は恐ろしいほど切れ味が良かったことを思うと、やはり普段の道具の手入れも必要なのだと思った」などと話していた。

 ミナモ根付けストラップは8月中旬までの間に、国体選手団全員分の約3000個を高山市民が協力して製作する予定。同教室は今後、7月4日までに5回開催し各回の参加者を現在も募集している。詳細は高山市役所生涯学習課(TEL 0577-35-3155)まで。

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