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高山の博物館に地元小学生手作りの「高山ガイドブック」コーナー設置

カラフルな手作りガイドブックが並ぶ展示コーナー

カラフルな手作りガイドブックが並ぶ展示コーナー

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 飛騨高山まちの博物館(上一之町、TEL 0577-32-1205)に7月30日、高山市西小学校6年生の児童らが手作りした「高山ガイドブック」コーナーが登場した。

最新版ガイドブックの縮小版も

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 同ガイドブックは、地元の良さを知り、幅広い人々にその魅力を知ってもらおうと同小が総合学習の一環として6年前から毎年取り組んでいるもの。閲覧コーナーでは、2007年から2011年度までに制作したガイドブック原本5冊を展示する。

 四つ切りサイズの画用紙を使い、色マジックなどでカラフルに仕上げたガイドブックには、「祭り」「歴史」「史跡」「工芸」「料理」など幅広いテーマで、小学生が実際に現地で見聞きした高山の情報を詳細に紹介している。中には「祭りの露店の中で自分が一番おいしいと思うベビーカステラ屋」といった情報も。

 この日、同コーナーを訪れた女性2人組は「8月中旬から英語通訳の観光ガイドを行うため、現在高山市内をくまなくリサーチしている。偶然知ったが、これはいい。ポップでかわいいのに内容が濃く、要点も簡潔にまとめられているので英語にも訳しやすい。何より子どもの文章や視点が楽しいから読む気になる。公式パンフレットにしてほしい」と笑顔を見せる。

 同館スタッフの大石崇史さんは「地元の方は自分の町を見直すきっかけに。観光の方には、生きた情報やなかなか手に入らない情報満載のガイドブックとなっているので、これを見てから町に繰り出してほしい」と話す。

 開館時間は9時~17時。入場無料。展示期間は8月30日まで。

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