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「秋の高山祭」が記録的人出-からくりばやし生演奏も10年ぶり復活

10年ぶりに復活した布袋台のからくりとおはやし生演奏に沸く観客

10年ぶりに復活した布袋台のからくりとおはやし生演奏に沸く観客

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 高山市内で10月9日・10日に「秋の高山祭(桜山八幡宮例祭)」が開催され、2005年に次ぐ記録的な人出となった。内訳は、9日=15万8000人、10日=9万人の計24万8000人(同祭案内本部発表)。

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 今年は天候に恵まれ三連休と重なったこともあり、昨年を7万3000人上回る見物客でにぎわった。裃(かみしも)姿の警固衆や闘鶏楽、獅子舞、雅楽隊といった総勢数百人で編成される祭行列(御神幸=ごしんこう)や、昨年は雨天で一部中止された、祭り屋台の引きそろえも今年は全て予定通り執り行われた。

 秋の祭り屋台11台は、修理中の「金鳳台」を除き10台が引きそろえられ、からくり屋台の布袋台では今年10年ぶりに三味線や太鼓、鳴り物などのおはやしが生演奏され、見物客の注目を集めた。

 おはやしは、同台屋台組出身で高山市内で三味線教室も開く津軽三味線演奏家の牛丸哲朗さんらが演奏し、からくり人形の動きとピタリ息の合った公演は訪れた見物客を楽しませた。2日間全5回の演奏を終えて三味線を演奏した奏者の1人は「大変貴重な時間を過ごした。練習から本番まで緊張もしたが、最後まで楽しんで演奏する事ができた。また機会があればぜひ演奏したい」と話した。

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