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高山で「杉玉づくり講習会」-新酒の初蔵出し間近、晩酌のお供にも

球状に刈り上げる作業が楽しい「杉玉づくり」(昨年の様子)

球状に刈り上げる作業が楽しい「杉玉づくり」(昨年の様子)

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 飛騨・北アルプス自然センター(高山市奥飛騨温泉郷平湯)で11月10日、「杉玉づくり講習会」が開催される。

杉玉づくりの様子

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 「杉玉(すぎだま)」は、別名「酒林(さかばやし)」とも呼ばれ、杉の葉を束ねて球状に形を整えたもの。飛騨の造り酒屋では毎年、新酒の初蔵出しを知らせる合図として、米の収穫が終わり酒の仕込みが始まるこの時期、「杉玉」の製作が始まる。

 11月中ごろから飛騨各地の酒造場で軒先に架け替えられる杉玉は、新酒ができたばかりのころは青々としているが、日がたつにつれ茶色く変化していく。酒の熟成度合いを計る「メーター」としての役割のほか、販売している日本酒の種類とリンクした看板の役目を果たしている。

 同講習会は、今年で2回目。スタッフの田中由希子さんは「今回作る杉玉は、造り酒屋さんにあるような大きな物ではなく、直径20~25センチ程度のかわいいサイズ。自然を生かした飛騨地方の歴史文化に触れるとともに、お酒の好きな人は、晩酌のお供に自分で作った杉玉を眺めながら飛騨の酒を楽しんでみては」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は10時~15時。参加料は6,000円。小学生以上対象。定員は先着15人。受講希望者は前日17時までに同センター(TEL 090-8679-3573)まで。

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