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高山市が「ゆるキャラ住民登録制度」開始-9体に特別住民票発行

国島芳明高山市長による特別住民票授与式の様子

国島芳明高山市長による特別住民票授与式の様子

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 高山市役所(高山市花岡町2)が11月1日、着ぐるみご当地キャラクターの住民登録制度を開始した。同日、庁舎では高山市内のゆるキャラ9体に「特別住民票」が交付された。

交付された特別住民票

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 同住民票は、高山市の魅力を市内外に発信し観光や地域振興に貢献したとして、キャラクターの今後の活躍に期待し発行するもの。

 76年目の市政記念日を迎えたこの日、高山市内で現在活躍中のゆるキャラと管理運営団体の代表者を集め「特別住民票授与式」が行われた。岡本保育園(岡本町)の園児20人と保護者が見守る中、国島芳明高山市長から1体ずつに「特別住民票」が手渡された。

 今回「特別住民」の認定を受けたキャラクターは、「ひだくん」「たかちゃん」(飛騨・高山コンベンション協会)、「遊湯(ゆうゆ)」(平湯温泉観光協会)、「も~かるくん」(ひだ清見イベント推進実行委員会)、「ひだっち」(山都印刷)、「お猿のくぅ」(芯コーポレーション)、「ヒットくん」(飛騨高山ケーブルネットワーク)、「しんちゃん」「くみちゃん」(飛騨信用組合)の9体。

 国島市長は「高山の魅力や良さを全国や世界の人々に知らせてほしい。キャラクターを作った当初の目的を成就してもらえれば」とあいさつした。市担当者は「『転出届』を出さないように」とゆるキャラに呼び掛け周囲を笑わせた。

 授与式会場では、これまで高山市「非公式」キャラとして活動を続けてきた「お猿のくぅ」が得意の電子タブレットを使い自らもコメントを発表。「さっそく福祉課へ行って生活保護の申請をしてくるぞ」と報告するも、同住民票に法的根拠がないため申請は却下。気をとり直し、「これからも市内で、県外で、みんなのためにがんばるぞ」と決意を見せた。

 「着ぐるみご当地キャラクターの特別住民登録は今後も随時行っていく予定。申し出があれば、『営利目的に特化せず高山市の魅力をPRするキャラクターかどうか』を審査した上で特別住民票を交付する」と同市担当者。

 今回交付を受けた各キャラの紹介と住民票(写し)は高山市ホームページで確認できる。

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