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飛騨で菅沼守さん作品展-本物と見分けがつかない木彫り作品ずらり

おもわず食べてしまいそうな煎餅やあられも全て木彫りの作品

おもわず食べてしまいそうな煎餅やあられも全て木彫りの作品

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 飛騨・古川の「飛騨古川まつり会館」(飛騨市古川町壱之町、TEL 0577-73-3511)で現在、「菅沼守の切り絵とおもしろ木彫りコラボ展」が開催されている。

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 菅沼さんは1947(昭和22)年飛騨古川生まれ。青年期に交通事故にあい、半身まひのリハビリを行う暮らしの中で絵筆を持ち、我流で切り絵と木彫りを習得した。生まれ故郷の飛騨古川の風景をモチーフにした切り絵をライフワークとして、現在も郷土に根ざした文化や自然を題材とした作品を数多く発表している。

 切り絵の合間に始めたという木彫りは「あくまで趣味」という。デザインカッターや小刀を巧みにあやつり、「面白木彫り」「極小木彫り」「極小木工」など、見た人全員が目を疑うほど緻密な作品を作り続けながら、現在もまひと戦い続けている。

 同展では「煎餅」「煮干し」、薄皮まで忠実に再現した「食べ散らかした落花生」など、全て木で作った本物そっくりの作品のほか、全長4ミリほどの馬やビーナスの置物、消しゴムから鉛筆まで全て実際に使用できる超極小の文房具セットやすずり箱などの作品数百点を展示する。

 開館時間は9時~17時(12月~3月は16時30分まで)。入場料は、一般=800円、高校生=700円、小人=400円ほか。10月31日まで。

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