高山市立西小学校(総和町2)で12月8日、「グリーンエネルギーイルミネーション」クリスマスツリー点灯式が行われた。
同イベントは、経済産業省・資源エネルギー庁が「太陽光など自然エネルギーへの理解と普及促進」を目的として、5年前から企業や団体などに呼び掛けている「グリーンエネルギークリスマス」キャンペーンの一環。「地球に優しいクリスマス」をコンセプトに今年度は全国157施設が参加している。
岐阜県唯一の参加施設となる同小での開催は今年で2回目。当日は雪の降る中、児童や保護者、教諭など約30人が校舎前にある高さ約13メートルのマツの木のクリスマスツリーに集まった。カウントダウンが始まり、花火の打ち上げと共にイルミネーションが点灯すると、会場からは大きな歓声が上がった。
LED電球を使うため電気料金は1日約10円。ツリーの周りには「プロ野球選手になりたい」「ブロードウェイの舞台に立ちたい」など、全校児童がそれぞれ「将来の夢」を書いた短冊も。
同小の池田卓也教頭は「東日本大震災を機に、みんなで環境やエネルギー問題を考えようと当イベントを始めた。多くの人に飛騨の雪景色とクリスマスイルミネーションを楽しんでいただき、希望に満ち溢れた子どもたちの夢の実現を応援してほしい」と話す。
イルミネーション点灯時間は17時30分~21時30分。今月25日まで。