白川村荻町の合掌造り集落で1月19日、恒例の「世界遺産・飛騨白川郷ライトアップ」が始まった。
集落が一望できる荻町城跡展望台は大勢の写真愛好家や観光客でにぎわい、小雪がちらつく中、36棟の合掌造り家屋が約120個のライトに照らし出されると、歓声とともにカメラのシャッター音が鳴り響いた。今年の初日の入り込み数は延べ4537人、マイカー359台、観光バス74台となった(白川郷観光協会調べ)。
この日、白川村在住の自営業・阿武(あんの)悦司さんのカメラには、「ハート型」の雪が偶然写り込んだ。「撮影中は夢中だったので現地では気付かなかったが、家に帰って写真を確認していたところ発見した。ハート型の雪が写ったという話はたまに聞くこともあったが実物を見たことはなく、まさか自分が撮影できると思っていなかったので驚いた」と阿武さん。
「神様からの粋なプレゼント。狙って撮れるものでもなく、しかも合掌集落と一緒でとてもラッキーな気分。今年はいいことがありそう」と笑顔を見せる。
ライトアップ点灯時間は17時30分~19時30分。今後は、1月26日・27日、2月2日・3日・9日・16日を予定。マイクロバス以上の大型車での見学は要予約。入場無料。詳しくはホームページで確認できる。