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奥飛騨・鍋平高原で桜開花-ロープウエー山頂駅「にしほくん」も健在

標高1300メートルの鍋平高原に咲いたヤマザクラ

標高1300メートルの鍋平高原に咲いたヤマザクラ

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 奥飛騨「新穂高ロープウェイ」(高山市奥飛騨温泉郷新穂高)中間駅の鍋平高原で5月6日、桜が開花した。

山頂駅展望台の「にしほくん」

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 桜は四国の一部や中部・北陸以北の高標高地帯に分布する野生種のオオヤマザクラで、淡紅色の花弁が特徴。標高約1300メートルに位置する鍋平高原で1週間ほど前につぼみが膨らみ、同日の陽気で一気に開花したという。

 同敷地内にある新穂高ビジターセンター「山楽館(さんがくかん)」館長の桃井敬一さんは「このところの寒さで停滞していたため、例年より少し遅い開花」と話す。「山頂駅付近の桜は6月中旬以降に開花する見込み」とも。

 今年のゴールデンウイーク期間中のロープウエー利用者は昨年比110.3%増の1万8955人。鍋平高原周辺にはオオヤマザクラのほかにも、カタクリ、ショウジョウバカマ、ニリンソウ、ハクサンイチゲ、ギョウジャニンニクといった春の山野草も見頃を迎え、大勢の行楽客の目を楽しませていた。

 標高2156メートルの山頂駅展望台では、西穂口のアイドル・雪だるまの「にしほくん」も健在。最盛期に比べ多少スリムになったものの、冠雪の北アルプスを背に変わらぬ笑顔を振りまいている。桃井さんは「昨年は4月24日に撮影したのが最後の記録。現在、屋根に積もった雪を足しながら延命している」と笑顔を見せる。

 鍋平高原の桜の見頃は来週末まで続く見込み。山野草は順次季節ごとに入れ替わり、9月初旬まで楽しめる。問い合わせは同センター(TEL 0578-89-2254)まで。

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