見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

高山の玩具店「アラジン」に「魔法の倉庫」-懐かしのおもちゃや雑貨、続々

2代目店長の上嶋さんと倉庫で発見した懐かしの玩具や雑貨

2代目店長の上嶋さんと倉庫で発見した懐かしの玩具や雑貨

  • 0

  •  

 高山の玩具店「ALADDiN(アラジン)」(本町3)で現在、倉庫から懐かしいおもちゃや雑貨が続々発見され来店客の話題を集めている。

発見された玩具や雑貨の一部

[広告]

 1966(昭和41)年に開店し、今年で47年目を迎える同店。2代目店長の上嶋清成さんが最近、これまで手付かずだった古い倉庫の整理をしようと最深部に分け入ったことがきっかけ。

 今ではなかなか手に入らない貴重品や珍品がほぼ新品状態できりなく見つかることから、屋号をとって「アラジンの魔法の倉庫」と命名する来店客も。

 上嶋さんは「先代からの性分で、普通の店ならまず捨てるはずの売れ残り商品も、欲しかった子どもの夢が詰まっていると思うとどうしても処分に踏み切れず、ほとんど保管してきた。おかげで物の置き場がなくなりいよいよピンチに…」と話す。

 今回日の目を浴びたのは、約40年前の「デボネア」(国産初のラジコン搭載可能プラモデル、先代社長の作りかけ)、「ガンダムの超合金」(バンダイライセンス契約以前の国産物、ロケットパンチ付き)、水中花、マジックバード、フラワーロック、スケ番ヨーヨー、マブチモーター各種、80年代アイドルの文房具グッズなど多数。

 「相当面白い物が眠っていることは分かってはいたが、あまりの懐かしさに面白すぎてなかなか整理が進まない(笑)。今回発見したのは、ほんの氷山の一角。倉庫内には開店当初からの物があり、まだまだ何が出てくるのか先代にも私にも分からない」とも。

 「各世代のお客さまから、『完全に忘れていた子どもの頃の思い出をたくさん思い出した』と喜ばれる。当時の話や玩具にまつわる知らない話もたくさん聞けて楽しい。発掘品はしばらく手元に置いておきたいので、販売は今のところ考えていない.」と上嶋さん。

 誰もが一度は目にしたことや遊んだ記憶のある懐かしい玩具に触発され、「ぜひ飾ってほしい」とエピソードの詰まった私物の玩具を持ち込む客も訪れる。発見した物は随時、「懐かしものシリーズ」として同店フェイスブックページで紹介するほか、店内のジオラマケースに展示している。

 営業時間は9時30分~19時30分。火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース