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飛騨金山で「7河川合流博覧会」-「ウナギ」テーマに、川ガールも募集

飛騨金山の河川合流地点(左側=馬瀬川、右側=益田川)

飛騨金山の河川合流地点(左側=馬瀬川、右側=益田川)

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 下呂市金山町の祖師野公民館で8月10日、「飛騨金山 七河川合流博覧会」が開催される。

金山町・祖師野の天然ウナギ

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 金山町に合流する七河川(馬瀬川、戸川、和良川、弓掛川、菅田川、益田川、飛騨川=金山町以北と以南で区分け)を舞台に展開する同イベントは今回が初めて。各河川流域の漁業協同組合や市民団体、地元の飲食・観光業者などの協力を得て開催する。

 実行委員長の長尾伴文さんは「飛騨金山は江戸時代から藩領境にあり、郡制では武儀郡、郡上郡、益田郡、加茂郡と4郡に所属してきたと同時に、7河川の合流地点という特殊な地勢に位置する。当博覧会では、その流域集落に息づく独自の風土や川文化を『食』『伝統漁法』『綱場』『魚皮拓&釣りキチ三平』の4テーマに区分し、今後、季節と共に体感・体験できる小規模プログラムを複数提供していきたい」と話す。

 当日は、5部構成で体験講座や企画を行う。第1部=「ウナギぬるぬる・川の恵み話~岐阜県人はウナギをどう食べてきたのか、ニホンウナギの未来」、第2部=「伝統漁法講座~七河川のウナギ捕り名人が仕掛けと漁具初公開、川と水の民話朗読」、第3部=「魚食講座~プロが見せるウナギの調理法、さばき・炭火焼き」、第4部=「魚食宴会~ウナギを腹いっぱい食べよう!うな丼を味わう、天然ウナギと養殖ウナギ食べ比べ」、第5部=「ウナギ川ガール発表」。

 長尾さんは「河川の合流が森から川へ、そして海へつながっていることを参加者全員で意識しながら、新しい河川文化を創り上げていく姿勢で取り組みたい。主催者側も普段着の生活感を出しながら企画を提案し、魅力の発信を継続していければ」と意欲を見せる。

 同実行委員会事務局では現在、ウナギと川文化に興味のある「川ガール」を募集している。参加資格は18歳以上の女性で自薦・他薦問わず。「ある時はファッショナブルに、ある時は古典的な衣料を身に着け、当博覧会のPRに務めてもらいたい。飛騨の魚食文化と伝統漁法に関心があり、七河川のさまざまな川漁と釣りを楽しみ歩くことが好きな女性からの応募をお待ちしています」と事務局スタッフ。

 10時30分受付、11時開始。参加費は3,500円。定員35人。申し込みは同イベント事務局・長尾さん(TEL 090-8736-7318)まで。

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