高山の観光名所の古い町並み(上ニ之町)で9月7日・8日、アートストリート企画「上ニ之市」が初開催される。
会場となる上二之町はかつて城下町の中心・商人町として栄え、今でも造り酒屋などの老舗が軒を連ねるエリア。飛騨文化芸術祭「こだま~れ2013」の一環として開く同企画は今回が初めて。
当日は、旧高山図書館から安川通りまでの同町一帯区域を歩行者天国として開放し、民家や土蔵を利用した体感アート展示(インスタレーション)、飛騨地域で活躍する若手作家の作品を展示・販売するアートマーケット、紙芝居やトリックアートなど親子で楽しめる体験コーナー、地元産品の飲食店など合わせて40ブースが並ぶ。
7日夜には、170基以上のあんどんを通りの両端にともし幻想的な空間を演出。併せて、町家の建築物を利用したイルミネーションアートや土蔵をバックにジャズやブルースのストリート音楽ライブ、アトリエ童心庵による「夜の紙芝居」、ビアガーデンなどを行う。
企画スタッフの二木公太郎さんは「上二之町は、飛騨高山の伝統的な物を扱う専門店が集中していて職人がそこで生活を送っているのが最大の特長。当日は旅行者のみならず、ぜひたくさんの地元の人に積極的に足を運んでもらえたら。このイベントをきっかけに上二之町の新しい古さ、かっこ良さを再発見・再発掘してほしい」と来場を呼び掛ける。
時間は、7日=9時~21時(展示・販売ブースは18時まで)、8日=9時~17時。問い合わせは同祭実行委員会(TEL 0577-35-3155)まで。