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清水ミチコさん、高山の母校で座談会-「先輩と語る会」、生徒の質問に笑顔

生徒からの質問に答える清水ミチコさん

生徒からの質問に答える清水ミチコさん

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 高山市立松倉中学校(高山市上岡本町)で10月29日、高山市出身のタレントで同校卒業生の清水ミチコさんと在校生徒による座談会「清水ミチコ先輩と語る会」が開かれた。

ステージ下からもさまざまな質問が飛び出した

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 物まね芸人、女優、ミュージシャン、エッセイストなどマルチな才能を発揮し芸能界で活躍する清水さんから生き方学び自分の人生を考えるきっかけにしようと、学校とPTAが企画した座談会は今回が初めて。会場の体育館には全校生徒508人と保護者約100人が集まり、清水さんがステージ上に登場すると大きなどよめきと拍手が起こった。

 清水さんは「母校訪問は学生時代の教育実習ぶり。久々に体育館のステージに立ち、生徒会選挙の応援演説が全校生徒にウケて、晩ごはんがいらないくらいうれしかったことを思い出した」と話す。

 座談会では、生徒から「芸能界に入ったきっかけは」「好きだった教科は」「仲のよい芸能人は」などの質問が次々と飛び交い、「つらいことがあった時はどうやって乗り越えるのか」の問いには「つらくないという物まねで自分の心を錯覚させる」と回答。このほか、生徒からの急なフリにも笑顔で即座に応えたり、左右の手で2曲を同時演奏するピアノネタを披露したりする一幕も。最後は全校生徒が清水さんと一緒に校歌を斉唱した。

 清水さんの同級生で現在は同校教諭を務める室屋透さんは「人の物まねなんてまだ誰もテレビでやってなかった中学時代、桜田淳子さんの物まねで呼び止められ『うるせーな』と答えた記憶がある(笑)。その後テレビに出ている清水さんを見て肝をつぶした」と当時を振り返る。

 「おもしろ電波が顔から出てるよ」と清水さんから指摘された3年生男子生徒は小学4年のころからお笑い芸人を目指しているという。「憧れの先輩と話せて感激。夢をかなえるには自分の好きなことを最後までやり続けるのが大切という言葉が胸に響いた」と笑顔を見せる。

 清水さんは「校歌を歌ってしみじみと故郷が懐かしく感動した。18歳で高山を出たが今でもたまに帰る、本当にいい町だと思う。恥ずかしがり屋が多くて冗談がすぐに通じる空気も大好き。ふざけることに関してずっと真面目に取り組んでいる自分に気付いた時、職人気質な飛騨人の血を感じる。どこへ行っても、いつまでたっても、その人間性は変わらない」と目を細めた。

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