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白川郷が初の公式アプリ配信-地元カメラマンのべスト撮影スポットなど表示

岐阜県キャラクターの「ミナモ」も駆け付け白川郷アプリをPRした

岐阜県キャラクターの「ミナモ」も駆け付け白川郷アプリをPRした

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 白川村と岐阜県が1月23日、iOS端末専用アプリ「世界遺産ひだ白川郷」の配信を始めた。

アプリの起動画面

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 地域振興を踏まえたITビジネス人材育成を図る岐阜県が、大垣市のソフトピアジャパンエリアを拠点に2009年度から推進するスマートフォンアプリ開発事業「GIFU・スマートフォンプロジェクト」の一環。パソナテック中部営業部(岐阜市)の協力で、同事業研修生の小澤敏之さんが企画・開発した。

 白川村の公式アプリ配信は今回が初めて。同アプリでは、「見る」「泊まる」「撮る」に焦点を絞ったマップ表示で地元を熟知するプロカメラマン推奨のべスト撮影スポットなどを案内。そのほか、村役場からのお知らせや村内イベント紹介、四季のフォトギャラリー、宝探し感覚で散策が楽しめるクイズラリー機能、ツイッターと連動してアプリ上から現地の状況や感想が投稿できるコミュニケーション機能などを備える。

 小澤さんは「白川郷の景観悪化と指摘される一極集中の交通渋滞を少しでも解消したいと思ったのが制作のきっかけ。アプリ利用者が増え、多くの人がリアルタイムの情報を共有すれば混雑状況の予測に役立ち、効率よく観光スポットを巡ることができる」と話す。

 白川村役場によると、昨年1年間で同村を訪れた観光客は約140万人。大型バス旅行客は2009年をピークに減少傾向が続く反面、自家用車の入り込み数が東海北陸自動車道・白川郷インター開通直後の記録に迫る勢いで年々増え続けているという。

 同村長の成原茂さんは「本アプリは個人旅行客だけでなくグループや家族で楽しめるコンテンツも満載。時間を有効に使いながらのんびりと白川郷を楽しんでいただけるのでは」と期待を寄せる。

 県担当者は「今後も岐阜県がスマートフォンアプリ開発の一大拠点であることを広くPRできるよう、県内の地域振興や暮らしに役立つスマートフォンアプリを随時発表していく予定」と話す。

 対応端末は、「iPhone」と「iPad」のみ。アプリはAppストアから無料でダウンロードできる。

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