暮らす・働く 学ぶ・知る

高山で子ども向け職業体験イベント-「キッザニア」運営会社が監修協力

メーク&エステ店員になりきり本物の職場で仕事に挑む子どもたち

メーク&エステ店員になりきり本物の職場で仕事に挑む子どもたち

  • 0

  •  

 高山で10月25日・26日の2日間、地元の子どもたちを対象にした参加型職業体験イベント「飛騨高山地域おしごと発見隊」が開催される。主催は、地元有志による任意団体「飛騨高山こどもの夢応援団」(高山市天満町・NPO法人まちづくりスポット内、TEL 0577-62-8550)。

イベント参加を呼び掛ける地元スーパーマーケット店員たち

[広告]

 子ども向けの職業・社会体験テーマパーク「キッザニア東京」「キッザニア甲子園」の企画運営などを手掛けるKCJ GROUP(東京都中央区)の監修協力で開く飛騨初イベント。

 高山市内を拠点とする27の企業や団体が両日、年長~小学6年生までの子どもたちに向けた計33コースの職業体験プログラムを用意する。職種は、警察、消防をはじめ、スーパーマーケット店員、飛騨牛農家、木工家具職人、郷土菓子製造業者、ミニ動物園飼育員、伝統工芸絵師、メーク&エステ店員、児童センター職員、ケーブルテレビ局アナウンサー、スタジオカメラマン、新聞記者、ジャンボナメコ栽培業者、マジシャンなどさまざま。

 1日目は、全16コースの現地体験型プログラムを行い、子どもたちが各職業の現場に出向き本物の仕事に触れる。2日目は、飛騨・世界生活文化センター(千島町)コンベンションホールで、各専業者が全17コースのショートプログラムを出張指導。子どもたちが仕事体験ブースを軸に来場者を出迎える。同会場内では、子どもカフェ、手品ショーのほか、子ども縁日、バルーンアートなども展開する。

 主催代表者の松場緑さんは「仕事を通じてKCJ GROUPの住谷栄之資社長とお会いする機会があり、会話の中から今回の企画が実現した」と話す。

 松場さんが「飛騨にも面白くて魅力的な仕事がたくさんあるのに知らないまま大きくなる子どもも多く、高校卒業と同時にみんな地元には何もないと言って離れてしまう。施設とまではいかなくても、せめて身近な大人が働くリアルな職業体験イベントが開催できれば」と話した所、同社がプログラム監修を協力する形で今回の開催に至ったという。

 各プログラムの募集定員は1回につき2人~10人。各小学校や幼・保育園に募集チラシを配布し迎えた予約受け付け初日、1日目のプログラムは開始直後数分で定員に達したものもあった。現在も引き続き、両日プログラムへの参加希望者を呼び掛けている。

 松場さんは「今後も地域のいろいろな仕事を体験する機会を提供し、子どもたちが未来の夢を膨らませる応援をしていきたい」と意気込む。

 体験料金は、両日共1日=1,000円(要予約)。内容により年齢制限あり。詳しくは、フレスポ飛騨高山(天満町)で配布中の募集チラシのほか、「飛騨高山こどもの夢応援団」フェイスブックページで確認できる。

 同団体では現在、10月26日のイベントを手伝うボランティアスタッフを募集している。資格は高校生以上。イベント当日、昼食とTシャツ支給。申し込み・問い合わせは同事務局(TEL 0577-62-8580)まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース