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南飛騨・馬瀬地区でかかしコンテスト-「アナ雪」「花子」…力作13体ズラリ

地域住民が製作したユニークなかかしが並ぶコンテスト会場

地域住民が製作したユニークなかかしが並ぶコンテスト会場

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 下呂市馬瀬中切地区の国道257号沿いで現在、「下呂馬瀬かかしコンテスト」が開かれている。主催は南飛騨馬瀬川観光協会。

鶴瓶さんモチーフのかかし

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 昔懐かしい馬瀬の里山風景を知ってもらおうと開く同コンテストは今年で6回目。同協会が下呂市広域の住民に呼び掛け、今回は12の団体や個人が工夫を凝らしたかかし13体を製作。街道を行き交うドライバーや地域住民たちの目を楽しませている。

 タイトルや一言コメントを載せた看板と共に一列に並べられたかかしは、昔ながらのわら詰めのものから、ご当地キャラクター「げろぐるくん」「ともにん」のほか、「アナと雪の女王」「花子とアン」など今年の流行を取り入れたものまでさまざま。

 この日、自転車で遊びに来たという地元児童たちは「ゲロッピィかと思ったらげろぐるくんだった」「妖怪みたいなのがたくさんいるのに、『ジバニャン』(妖怪ウオッチ)がいないのは少し残念」「まさかのつるべ(笑福亭鶴瓶さん風かかし)にやられた」「一番怖いかかしが優勝」などと楽しそうに話していた。

 同協会の加藤久人会長は「一昔前はどこの田んぼでも見られた秋の風物詩だったが、機械化農業の時代になりスズメもかかしも少なくなった。古き良き田舎の風景を少しでも取り戻せたらとの思いで企画した。地域の連携や親子の親睦を深めるためにも、当コンテストは今後も続けていきたい」と話す。

 近年は、力作ぞろいのユニークなかかしが話題を呼び、遠く県外から楽しみに訪れる人も増えているという。「会場は見晴らしのいい直線道路沿いだが、脇見運転にはくれぐれも気を付けて。かかしを見るときは付近の駐車場に車を止めてから、間近でゆっくり見てほしい」とも。

 同会場には、気に入った上位3つを選んで誰でも投票できる投票箱を設置。開票後、優勝かかしに投票した人の中から抽選で5人に景品を進呈する。

 投票締め切りは10月19日。コンテスト表彰式と景品当選者発表は11月9日、「美輝の里」(下呂市馬瀬西村)周辺で開く「秋のふるさと・あったか祭り」会場内で行う。

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