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高山で句会ライブ「女王陛下の飛騨マッハ」-ゲストに芥川賞作家・藤野可織さん

公開句会ライブ「東京マッハ」(過去開催の様子)

公開句会ライブ「東京マッハ」(過去開催の様子)

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 高山市民文化会館(高山市昭和町1、TEL 0577-33-8333)大会議室で10月12日、公開句会ライブ「東京マッハ Vol.12『0012女王陛下の飛騨マッハ』」が開かれる。

ゲストの藤野可織さん

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 参加者が持ち寄った俳句を人気投票で選句し、作者名を伏せた状態で登壇者と観客が一体となって講評するライブ型句会「東京マッハ」は今回で12回目。

 同句会は2011年夏、千野帽子さん(文筆家)、堀本裕樹さん(俳人)、米光一成さん(ゲーム作家)、長嶋有さん(小説家)の4人により東京・渋谷で発足。飛騨マッハは、京都(=京大マッハ、2012年12月)、札幌(2013年9月)に次ぐ3カ所目の地方開催となる。

 「俳句でやる人狼ゲーム」「即興性の高い『話ゲー』」として全国にコアなファンを多く持ち、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」連載25周年記念のコラボ企画として2012年に開いた「ジョジョ句会」は、一躍その名を知らしめるきっかけの一つになった。

 登壇者は毎回、千野さんら4人のレギュラーメンバーに加え、句会に華を添える紅一点の女性ゲスト1人を交え展開する。今回は京大マッハ以来2年ぶり、2度目の参加となる芥川賞作家の藤野可織さんを招く。

 同会事務局広報担当者の平岩壮悟さんは、高山市出身で東京在住の24歳。飛騨マッハ開催のきっかけについて、「全国のファンに足を運んでもらうことで地元の観光振興に一役買えればという思いと、東京マッハ発起人の千野さんは昔、下呂で俳句合宿を行ったことがあり、飛騨が好きという経緯から実現した」と話す。

 サブタイトル「女王陛下の…」については、「会場やゲストの方から得たインスピレーションなどを加味して千野さんが決めている。京大マッハの際に切れのある毒舌コメントを繰り出し会場を沸かせた藤野さんの印象から、映画『女王陛下の007』を文字って付けたのでは」と平岩さん。

 「またとない機会なので、地元の中学生や高校生をはじめ、俳句は訳が分からなくてダメだ、敷居が高そうだと思っているような若い人にこそ来てほしい。句会の楽しさを伝えたい」と呼び掛ける。

 12時30分開場、13時30分開演(16時30分終了予定)。「選句に時間がかかるため早めの入場を」とも。チケットは、前売り=2,500円、当日=3,000円。同館1階窓口とデジタルチケットサイト「Pass Market」で販売している。

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