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LINEスタンプに「飛騨弁」登場-「ひだっち」がコミカルに40パターン

飛騨弁を繰り出す「ひだっち」LINEスタンプ。「やわうさ」は「用意するよ」の意味

飛騨弁を繰り出す「ひだっち」LINEスタンプ。「やわうさ」は「用意するよ」の意味

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 高山のウェブデザイン会社「ミソラプランニング」(高山市西之一色町、TEL 0577-62-9422)が10月23日、スマホアプリ「LINE」専用スタンプ「飛騨弁ひだっち」の販売を始めた。

「飛騨弁ひだっち」の一例

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 LINE(ライン)は韓国のIT会社「ネイバー」の日本法人「LINE」が手掛けるコミュニケーションアプリ。今回発売した「飛騨弁ひだっち」はLINE専用の有料アプリで、購入ユーザーはLINE上のメール文などに添付して使うことができる。

 「ひだっち」は2006年秋に誕生した飛騨高山のご当地キャラクター。「サルの赤ちゃん」をイメージした飛騨の魔除け民芸品「さるぼぼ」がモチーフで、「長い尻尾に、でっぷりおなか、小憎らしい顔」が特徴。身長は、みたらし団子3玉分(たまに巨大化)。体重は、赤かぶ1個分(たまに巨大化)。特技は、身代わり。趣味は、コスプレ・古い町並歩き。

 ミソラプランニングが手掛けるLINEスタンプは今回が第2弾。今年9月に発売した第1弾は、同じ「ひだっち」図柄だが、飛騨弁が分からない人や海外の人にも使ってもらえるよう、言葉無しバージョンとなっている。10月現在、日本のほか、香港、台湾、タイ、イランからもダウンロードされているという。

 今回のスタンプは、ひだっちがコミカルな動作と共に、飛騨地方に住む老若男女が日常でよく使う「一般的な飛騨弁」を繰り出すもの。ラインアップは40パターン。「えれぇ」(疲れた・大変)、「今くるさ」(今行くよ)、「げばいた」(失敗した)、「かにな」(ごめんね)、「そしゃ」(それでは)など。

 社長の田端恵さんは「今年6月ごろから構想を練り始め、候補にあがったスタンプは100パターン以上。飛騨らしい言葉でも、日常のLINE内で使ってもらえなければ意味が無いので、選ぶのに苦労した」と振り返る。

 「飛騨は広く、地域によって言葉の語尾が微妙に異なる部分がたくさんあるので、アイデア出しの際は同じ飛騨なのに違う地域の担当者同士で何時間も、白熱した話し合いにおよんだ」とも。

 現在、飛騨弁に関連したLINEスタンプは「ひだっち」を除き10種類あるが、全て承認待ちとなっており、販売用スタンプとしては「飛騨弁ひだっち」が飛騨弁特化型スタンプ第1号になる。

 「飛騨にお住まいの方はもちろん、今は故郷を離れて暮らす元飛騨の方など、多くの人に飛騨弁のあたたかみを感じてもらえれば」と利用を呼び掛ける。

 価格は、40パターン1セット=100円。LINEストアからダウンロード購入できる。

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