飛騨高山美術館（高山市上岡本町、TEL 0577-35-3535）で5月20日、英国式アフタヌーンティーとバラにまつわる話を楽しむイベント「美術館でお茶会」が開催される。

同館所有の「2階建てロンドンバス」

　同館で7月14日から開催を予定する「英国展」に先駆けて行う同イベント。当日は、同館専属シェフとパティシエが本格的なアフタヌーンティメニューを提供するほか、「香愛（かわい）ローズグループ」（飛騨市河合町）から食用バラ事業の第一人者である堂前忠一さんを招き、「食卓でのバラの楽しみ方」と題した講演を行う。

　同イベント担当で学芸員の山田汐音さんは「当館には、ロンドンバスやイングリッシュローズ、スコットランド生まれのチャールズ・レニー・マッキントッシュの作品群など、イギリスにゆかりの深い物が数多くある。オリンピックイヤーにもちなみ企画した『英国展』では、イギリスの伝統スタイルである『アフタヌーンティー』にスポットを当てた展示を行う予定。同イベント参加者の方に、いち早く同展の雰囲気を味わっていただこうと思い企画した」と話す。

　当日は、本格的な「アフタヌーンティーパーティー」体験として、「フォートナム&メイソン」の紅茶、スコーン、サンドイッチ、プチケーキを用意。イギリス国花のバラにちなんで、ローズジャムや先日地元高校生が開発したローズアイスも登場する。「イギリスと飛騨、両方の特色が楽しめる内容となっている。当館の屋外ガーデンで、優雅な午後のひと時を楽しんでいただければ」と山田さん。

　開催時間は14時～15時（雨天時は館内カフェルーム）。参加料＝2,000円。「英国展」期間中に利用できる「常設展無料招待券（1,300円相当）」と「プチみやげ」の特典付き。要予約（定員になり次第締め切り）。申し込みは同館まで。