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消えた少年を探せ-飛騨神岡の若手有志が恒例「季節はずれのお化け屋敷」

お化け屋敷の準備に取り組む実行委員会メンバー

お化け屋敷の準備に取り組む実行委員会メンバー

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 飛騨市神岡町の地域交流施設「船津座(ふなつざ)」で10月5日・6日、「船津座 お化け屋敷」が開催される。主催は町おこしイベント企画団体「M・A・S・K」(神岡町)と30~40歳代の地元有志らで組織する船津座実行委員会。

来場を呼びかける実行委員会メンバー

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 毎年恒例「季節はずれのお化け屋敷」として地元小中学生からの人気を集める同イベントは、今年で4回目。昨年は約600人が来場し長蛇の列を作った。同会メンバーは「今年はさらに気合を入れて700人超えを狙いたい」と意気込む。

 今回のテーマは「消えた少年」。ストーリーは、船津座支配人に扮(ふん)したお化けが「ぎふ清流国体」のマスコットキャラ「ミナモ」の人気にあやかり仲間にしようと誘拐をたくらむが失敗。そこで偶然その場に居合わせた少年を連れ去ってしまうというもの。

 同会企画スタッフの澤田直也さんは「今回は恐怖のお化けが襲ってくるだけでなく、ロールプレーイングの冒険要素を盛り込んだ意欲作となっている」と話す。会場では、順番待ちの来場者に約10分間のオリジナルストーリーDVDを鑑賞してもらい、消えた少年の救出ミッションを発令する。

 道中は、Aコース・Bコースといった分かれ道を選択しつつ救出に関わるヒントを集めながら前に進む。無事お化け屋敷を抜け出した参加者には謎の景品「はじけたお化け」を進呈する。

 「子どものころ、地元の商店街通りで毎年お化け屋敷をやっていてそれがすごく楽しみだった。気がつけば時代と共になくなっていたが、大人になった今、地元の仲間と『あの時のお化け屋敷楽しかったな。復活しないか』と盛り上がった」と澤田さん。

 「子どもの行列を見ていると本当にやってよかったなと思う。振り返れば自分も小さいころの楽しい思い出があったから地元に帰ってきたようなもの。今の子どもたちが大きくなった時、このお化け屋敷の体験が次の世代に地域の魅力伝えていくきっかけになれば」と期待を込める。

 開催時間は、10月5日=18時~21時、6日=16時~20時30分。入場料は大人・子ども共通で300円。3歳以下無料。問い合わせは船津座(TEL 0578-83-0151)まで。

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