飛騨神岡の本町防災公園（飛騨市神岡町）で10月21日、「神岡飛騨獅子まつり」が開催される。

岐阜県重要無形民俗文化財の「数河獅子」

　普段目にする機会の少ない飛騨各地の珍しい獅子舞やご当地グルメが一堂に会す同イベントは、今年で41回目。

　当日は、吉田牧友会（飛騨市神岡町）、江馬白山神社（同町）、数河獅子保存会（同市古川町）、宮川伝統芸能保存会･へんべ獅子（同市宮川町）、荻町獅子舞保存会（大野郡白川村）による獅子舞の演舞、飛騨高山太鼓団・童心の和太鼓公演などを予定する。

　このほか、「神岡とんちゃん」の食べ比べ、富山県高岡市から「魚のすり身」を使った高岡流お好み焼き「ととまる」、「白エビバーガー」、下呂市名産の「なっとく豚」を使った「なっとく豚焼きそば」、「けいちゃん空揚げ」など、31店のご当地グルメ屋台が出店。

　会場では、廃線鉄道アトラクションの「レールマウンテンバイク」（神岡町東雲）が24メートルの仮説レールを敷き、今月からレンタルを開始する「タンデム車輌の初公開＆試乗会」も同時開催する。

　実行委員会スタッフは「当イベントでは、人の多く集まる『高山祭』や『古川祭』の獅子舞と違い、同じ飛騨地域でも普段あまり人の目に触れることの少ない地域の獅子舞を中心に紹介している。ご当地グルメも、飛騨の特色を出した珍しい店を数多く用意した。ほかにもレールマウンテンバイクの試乗会など内容盛りだくさん。五感をフルに使って秋の1日を満喫してもらえれば」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は9時～15時。雨天時は、船津座･多目的ホール（神岡町船津）で開催。問い合わせは「飛騨市観光協会神岡支部」（TEL 0578－82－0440）まで。