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高山「合崎橋」の新デザイン決定-応募87件から3作品複合案

新合崎橋の完成イメージ図(歩道側)

新合崎橋の完成イメージ図(歩道側)

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 高山市が2月4日、「合崎橋(あいさきばし)」の新デザインを発表した。

新合崎橋の完成イメージ図(車道側)

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 学帽の白線と白いスカーフを1本に結んで川に流す卒業式の伝統行事「白線流し」で知られる斐太(ひだ)高校の正門前に架かる同橋では現在、老朽化による架け替え工事が行われている。高山市は昨年6月から8月末までの間、地域住民に親しまれる橋をテーマにした高欄(こうらん=路上手すり部分)のデザイン案を全国から公募していた。

 同市基盤整備部建設課企画担当者によると、応募総数は87件、内訳は、現役斐太高校生から全体の9割を占める80件、飛騨地域から6件、岐阜市在住の同校OBから1件となった。

 新デザインは、近隣住民らで組織する検討委員会が応募作品を選出し、同市で構造を検討協議した結果、山田茂夫さん、下あかりさん、志多菜々子さん(以上、高山市在住)の3作品を採用した複合案に決定した。下さん、志多さんはいずれも同校現役生。

 新しい高欄はそれぞれ、歩道側が「白線流し」と斐太高校の校章「トンボ」をモチーフにしたもの、車道側は魚や桜の花びらが流れる川面をイメージしたデザインで「周辺の豊かな自然」を表現している。

 「予想を超える応募があり、どれも力作ぞろいのため悩みに悩んで当初発表を予定していた10月上旬を過ぎてもなかなか決められなかった」と同市担当者。「これからも心に残る橋として愛着を持って親しんでいただき新たな歴史を育ててもらえれば」と話す。

 新合崎橋は来年2月に完成予定。

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