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飛騨高山旅館ホテル協同組合に初の「女性部」-100年以上続く「愛称」公募も

愛称募集を呼び掛ける女性部メンバー

愛称募集を呼び掛ける女性部メンバー

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 昨年創立100周年を迎えた「飛騨高山旅館ホテル協同組合」(高山市初田町1-58、TEL 0577-33-1181)が記念事業の一環として「女性部」を設立した。4月からの活動開始にあたり現在「愛称」を募集している。

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 同組合の「女性部」設立は今回が初。メンバーは、旅館のおかみや支配人だけでなく、フロントスタッフや事務員など同組合施設の女性従業員であれば誰でも参加できる。

 3月現在の女性部メンバーは10人。同部長を務める村井智子さんは「これまで100年間、女性従業員は主に施設の中だけにいて、同業同士での交流や発表の機会がなかった。これをきっかけに楽しく交流できる女子会や勉強会などの機会を増やし、観光地・飛騨高山の発展に貢献したい」と意欲を見せる。

 「女性従業員ならではの視点や感性を生かし、高山の宿泊施設の『おもてなし力』をアップしたい」とも。同事務局長の住育乃さんは「情報化社会ということも手伝って、最近はお客さまの方が宿泊施設や観光地に詳しく、聞かれても案外地元の私たちの方が知らなかったり逆に教えてもらったりする場面も多い」と話す。

 今後、互いの施設での見学会や昼食会、名勝・史跡へ出向いての勉強会、料理講習会などを予定している。住さんは「互いの顔を知ることで緊急場面での助け合いもしやすくなる。これまでありそうでなかったことや、できそうでできなかったことにどんどんチャレンジしたい。何をやろうか不安より楽しみの方が大きい」と笑顔を見せる。

 女性部では現在、新設のPRと親しみを持って存在を覚えてもらうための「愛称」を公募している。ひらがな、カタカナなど文字表記は不問(漢字、英字は要ふりがな)。「『メンバーは女性従業員全員』というポイントと、『飛騨高山の良さ』がアピールできるような呼び名を」と副部長の飯山友美さん。「100周年で誕生した組織なので、100年後もずっと愛されるような名称を考えていただければ」と募集を呼び掛ける。

 採用者には、女性部メンバー施設のペア宿泊券を進呈する。応募方法は郵便番号、住所、氏名、連絡先を明記の上、はがき、ファクス(0577-33-9606)、メール(info@takayamaryokan.jp)で同組合まで。応募締切は3月31日(当日消印有効)。

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