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高山で「新作土産品審査会」表彰式-謎のマスクマンもデビュー

表彰を受けた新作土産品と各受賞企業の代表者

表彰を受けた新作土産品と各受賞企業の代表者

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 高山市役所で3月28日、2012年度「新作土産品審査会」入賞者の表彰式が行われた。

新作土産品部門入賞商品

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 高山市の新たな土産品発掘と地場産業の育成を図る同審査会は今年で30回目。市内各企業が本年度販売した民芸品・工芸品・食品合わせて15点の応募の中から、審査会が優秀賞3点と、奨励賞5点を選び表彰した。

 審査委員長の堀泰則さんは「残念ながら今回、最優秀賞の該当はなかったが、さまざまなテーマで手作り感のある個性的な商品が多く集まり楽しく審査できた。今後、土産品としてさらにもうひと工夫加えてバリエーションを増やしたり、違うテイストの商品展開にも期待したい」とコメントした。

 優秀賞には「飛騨高山プリン(奥飛騨なんばん)」(ノアドココ=高山市西之一色町)、「姫重(ひめじゅう)」(戸沢漆器=上一之町)、「朴葉箸置」(斐太工芸=日の出町)が選ばれたほか、奨励賞には「飛騨牛ミニストラップ」(オリジナル=上岡本町)、「飛騨ホワイトビール」(地ビール飛騨=西之一色町)、「お忍びの杯(さかずき)」(戸沢漆器=上一之町)、「飛騨紅茶」(なべしま銘茶=下一之町)、「ごっつおハンバーグ」(ふるさと清見21=清見町)がそれぞれ入賞を果たした。

 会場にはこの日、ひときわ異彩を放つタイガーマスクのような「謎のマスクマン」も来席。男は「高山市内のベーカリー「ノアドココ」から社長の代理で来た。タイガーマスクではなく黄色と黒のしま模様はプリンをイメージしている」と額にある「ぷ」のししゅうをアピール。「私の名は『タイガーココ』、飛騨高山超人団体『飛騨の穴』所属、本名は伊達政樹」と自らあっさり謎を明かした。

 「高山市内の和菓子店『福寿庵』の『フクジュマン』にインスパイアされて、飛騨のプリンを応援するために駆け付けた。フクジュマンが和菓子なら、私は洋菓子で勝負。スパイシーな唐辛子入りプリン(奥飛騨なんばん)のインパクトは私のキャラにもぴったり」とタイガーココ。

 「ストレートの直球だけでなく、たまには落差のある変化球も大切。しかし本業はパン屋なので、またいずれ飛騨のパンを応援する超人を発掘したい。今後は、他業種にも呼び掛け、みんなで飛騨を楽しく応援する超人仲間を増やしていけたら」と意欲を見せる。

 今回表彰を受けた新作土産品は4月1日から、市庁舎1階ロビーで1年間展示するほか、高山市ホームページでも紹介する。

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