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飛騨で「グリーンドリンクスHIDA」-食にまつわるイイ話、ワークショップも

古民家を改築したカフェでくつろぎながら「食」について考えた

古民家を改築したカフェでくつろぎながら「食」について考えた

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 飛騨市内で10月29日、「greendrinks HIDA (グリーンドリンクス・ヒダ)」が開催された。「食にまつわるイイ話」をテーマにワークショップと座談会が行われ、地元の若者を中心に約40人が参加した。開催は2回目。

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 「おむすび村ワークショップ」と題した第1部では、100度以下で均等に熱処理を施すため栄養素を壊さないという「ソフトスチーム野菜」と「ひえ」を使ったスープや酵素玄米のライスバーガーを調理・試食した。

 参加者からは「初めて『ひえ』というものを食べたがおいしい。野菜もたっぷり入っていて温まるスープだった」「『発酵玄米』と聞いてどんなものかと思っていたが、全く臭みなどなく雑穀ご飯に近い感じ。プチプチした食感も楽しくとてもおいしい」と好評だった。

 第2部は築100年の古民家を改築したという喫茶店「壱之町珈琲店」(飛騨市古川町壱之町 TEL 0577-73-7099)に場所を移し、ゲストスピーカー3組を迎えての座談会が開かれた。

 参加者はそれぞれ、酒やソフトドリンクを手に席に着き座談会がスタート。1組目の「おむすび村」村長の堅田さんと「発酵シェフ」三栖 香織さんは「発酵」をキーワードに「食で人はつながる。人が醸し出す場を大切にしたい」と話し、続いて会場となった同喫茶店の森本夫妻が「町家の保全」をきっかけに「喫茶のお店ができるまで」を話した。最後は地元農業に携わる団体職員の男性と参加者が「農業を通じて見えてくるリアルな地元の『食』事情」について話し合った。

 主催者の白石達史さんは「いつも身近にある『地元』と『食』を考える、いいきっかけになった。今後も『ゆるい空気で深いテーマを考える』このイベントを飛騨で継続していきたい」と話す。

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