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飛騨広域、異業種14社がタッグ-「飛騨徳山会」設立、事業展開も視野に

飛騨広域の異業種14社が集まった「飛騨徳山会」設立総会

飛騨広域の異業種14社が集まった「飛騨徳山会」設立総会

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 高山市内の会議場で5月17日、飛騨地域で独自の商品開発やサービスを提供する地元企業14社が集まり異業種交流を深める「飛騨徳山(とくさん)会」が設立された。

 会の名称は「『徳』の高い職人としての誇りを持ちながら新たな特産品を『山』ほど作ろう」との思いから命名。同会会長を務める玉博次さんは「高山市、飛騨市、下呂市など飛騨全域の中で『その人しかやっていないような事業や技術を持った職人、ほかにないものを研究・開発している企業』にポイントを絞って口コミを頼りに賛同者を探し集めた」と話す。

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 業種は、トラフグの養殖研究、飛騨産トチの実に特化した食品開発、赤カブや珍しい野菜のキムチ製造などの食品業を中心に、創業160年の老舗旅館、オーダーメードの木工家具メーカー、デジタルコンテンツ事業、パッケージデザイン印刷、自動車板金、ペット葬儀場経営など多彩。

 食品販売会社を手掛ける玉さんは「独自の商品開発をしていると、相談相手がいないのが最大の悩み。ユーザーの率直な感想や作ってからの販売戦略など情報が欲しくても、同業者にはアイデアが盗用される恐れがあるので相談しにくい。その点、オンリーワンの異業種同士なら腹を割って話ができるし、思ってもみなかった発想につながるケースも頻発すると経験で確信した。会員同士の信頼を絆に協力してより高みに上っていけたら」と期待を寄せる。

 会員の年齢層は30歳~60歳代と幅広く、定年も設けない。今後の展開としては、偶数月に資料作りやテーマを決める役員会、奇数月に情報交換や業務上の課題を話し合う定例会を開くという。

 同会役員の下畑拓哉さんは「これまで実現しかけては立ち消えていた『世代や自治体の枠を超えた異業種企業の集まり』。まずは継続を念頭に、将来は当会での事業展開も視野に入れている。飛騨にある物、飛騨にしかない物をベースに協業で新しい物作りをしながら、全国に飛騨地域をPRする広告塔の役割を担いたい」と意欲を見せる。