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高山に居酒屋「戦国酒場 信長」-戦国武将テーマに出店

店内の様子

店内の様子

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 高山に5月、居酒屋「戦国酒場 信長」(高山市上岡本町、TEL 0577-32-3992)がオープンした。

「信長の間」

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 戦国武将をコンセプトに、味にこだわった和食と一品料理がメーンの同店。玄関を開けると等身大の鎧兜(よろいかぶと)が来店客を出迎える。店舗面積は約15坪。席数は個室5部屋とカウンター席を合わせて26~36席。

 店主の向本清志さんは「高山は城下町で、当時のままの姿を残す日本唯一の代官所跡(高山陣屋)があるなど歴史好きにはたまらないスポットなのに、戦国武将をテーマにした飲食店の話を聞いたことがない。とは言え、高山を代表する戦国大名『金森長近(かなもりながちか)』がテーマでは渋すぎて少し伝わりにくい。そこで、岐阜県を代表する戦国武将・織田信長の名を借りた」と話す。

 落ち着いた和風の店内には、織田信長の間、豊臣秀吉の間、徳川家康の間、武田信玄の間、上杉謙信の間と、全国屈指の戦国武将の名が付く個室が並ぶ。のれんをくぐるとテーブルの上には一冊の「まんが日本の歴史(武将シリーズ)」が。向本さんによれば、「料理の味を第一に開店を急いだため、個室の味付けはこれから」という。

 「室内コンセプトが仕上がっているのは『信長の間』のみ。ほかの部屋はまだ手探り状態。今後、各武将に思い入れの深いお客さまの意見なども取り入れながら、あせらずゆっくりと個室のカラーをつくり上げていきたい」と話す。

 メニューは、「夜会席・信長の宴(うたげ)」(4,725円、要予約4人~)、「金森公飛騨牛朴葉みそ」(1,365円)、「謀反光秀のアナゴ天ぷら」(1,050円)、「戦国ナスのフキみそ焼き」(630円)、「信玄野菜ぞうすい」、「謙信ホタルイカの沖漬け」、「三成のモズク」(以上、525円)、「百姓サラダ」(735円)、「本能寺のヒヤッと冷奴」(420円)など。

 このほか、「サバの棒ずし」(1本1,890円)、「エゾ鹿の串焼き」(入荷次第)、「河内鴨の串焼き」(以上、525円)などのこだわりメニューや、全国から取り寄せた「戦国武将のご当地おすすめの地酒」(1合450円~)も各種取りそろえる。

 6月26日にはランチ営業も開始。メニューは「信長御膳」(1,575円)、「昼会席・農姫の宴」(3,990円、要予約4人~)の2種類。

 向本さんは「料理にプライドを持つ板長からは『あまりふざけないでほしい』と苦言を呈されることもあるが、これもお客さんに楽しみながら当店の料理を食べていただきたい一心と、なだめている(笑)。お客さまもいい名前を思いついたら、こっそり店員まで教えてほしい」とも。

 営業時間は、昼=11時30分~14時、夜=18時~24時。月曜定休。

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