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高山の旅行会社でEV活用実験-参加モニターを募集、市内観光にも

高山市内を走るEV

高山市内を走るEV

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 高山の旅行会社「斐太バス」(西之一色町2)が現在、電気自動車(EV)を使った市内観光モデル実験に伴う体験乗車モニターを募集している。

EV体験乗車を呼び掛ける早川社長

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 乗鞍自動車利用適正化協議会が現在実施中の「乗鞍スカイラインEV乗り入れによる観光実証実験・研究事業」に続き、高山市が推進するEV活用観光モデル実証実験の一環。地元民や観光客に市内の移動手段としてEVを利用してもらうことで、低公害車の普及促進と自然環境に配慮した観光都市をPRするのがねらい。

 早川宏治社長は「8月7日の実験開始からもうすぐ1カ月を迎えるが、まだまだ利用客が少ないのが現状。9月16日までは乗鞍スカイラインへの乗り入れも可能なので、この機会にぜひ体験乗車いただければ」と参加を呼び掛ける。

 これまでの体験者からは「エンジン音が静かなので車内での会話が弾んだ」「乗るまでは電欠が心配だったが、航続距離残量が車内モニターで確認できるので安心して運転できた」と評判も上々という。

 1時間の充電で約80%の走行電力を充填できる「クイック充電スポット」は現在、高山市内に3カ所設置。来月中には「平湯バスターミナル」(高山市奥飛騨温泉郷平湯)、「道の駅パスカル清見」(高山市清見町)にも同スポット増設を予定しており、EVの走行範囲が今後さらに広がる見込み。

 同社では、利用客向けに高山市内郊外にある観光スポットまでの所要時間などが分かるオリジナルのドライブコースプランも用意。「これから始まる紅葉シーズンや冬の雪景色の中で、自分だけの観光スポットを新たに発見してみては」と早川社長。

 参加料金は1台3,000円。利用時間は10時~16時。EVは計5台。1台につき運転者含む最大5人まで乗車可能で乗鞍スカイライン乗り入れの場合は最大2人まで。市内充電スポット利用料無料。予約申し込みは乗車日1カ月前~3日前まで(乗鞍スカイライン希望者は5日前まで)。

 ドライブコースプランのダウンロード、EV予約状況は「斐太バス」ホームページで確認できる。問い合わせ・申し込みは同社(TEL 0577-36-2222)。実施期間は来年1月31日まで。

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