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下呂署のゲロッピィ、ハイタッチで登校児童出迎え-地元高校生が企画

集団登校の児童たちをハイタッチで迎えるゲロッピィとMSリーダーズの生徒たち

集団登校の児童たちをハイタッチで迎えるゲロッピィとMSリーダーズの生徒たち

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 岐阜県警下呂署のヒーローキャラクター「ゲロッピィ」と県立益田清風高校MSリーダーズの生徒たちが12月6日、下呂市立萩原小学校正門前で登校児童とハイタッチを交わした。

いつもと違う校門前の違和感に気付く児童たち

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 岐阜県下101校7,087人(平成24年度)の高校生が所属する「MS(マナーズ・スピリット)リーダーズ」は、地元の警察、教育委員会、市民団体などと連携し自発的な非行防止活動やマナーアップ活動などに取り組むボランティア組織。

 今回の活動は、寒さでうつむきがちになるこの季節、朝からテンションを上げて共に一日を乗り切ろうと、登校時間に合わせて近隣小学校に出向き、児童と朝のあいさつやハイタッチを交わすもの。同校のMSリーダーズたちが企画し、先月7日に初回を行った。

 下呂署員の話によれば、そろそろ冬眠しようと思っていたゲロッピィたちが、ハイタッチ活動の話を偶然耳にして共感を覚え「ぜひ休日にボランティアでご一緒したい」と参加を申し入れたという。

 当日朝7時20分、現場の外気温は2度。冬場は5分くらいしか戦えないゲロッピィとチュロッピィが少し厚みのあるいでたちで登場した。ジョロッピィは最大の理解者があいにくの都合のため不参加となった。

 MSリーダーズの生徒6人と合流したゲロッピィたちは、「おはよう」と元気な声がこだまする中、約1時間にわたり全校児童をハイタッチで出迎えた。児童の一人は「ゲロッピィがいたので驚いた。手が少しザラザラしていた」と話す。

 活動を終え、同校2年生で生徒会長の二村綾君は「前回は抵抗を示す子が少なくなかったが今回は反応が全然違った。慣れもあるかもしれないがゲロッピィ効果が大きい。ハイタッチを力強くしてくれる子もたくさんいて、やりがいを感じた」と笑顔を見せた。

 ゲロッピィを陰ながら励ます男性警官は「思ったよりゲロッピィの人気があって正直驚いた。子どもから元気をたくさんもらって今後の大きな励みになったと思う。寒い中、無理を押して頑張ってくれたかいがあったのでは」と満足げ。

 チュロッピィをよく知る男性警官は「久しぶりの小学校訪問で気合が入っていたが、あれ誰?名前なんやったっけ?と相当言われたようで落ち込んでいる様子。ゲロッピィの人気ぶりにかなり嫉妬しているみたいだ。知名度を上げる何かよい手だてを考えてあげたい」と話していた。

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