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白川村が婚活支援事業強化へ-多角サポート体制整備、「白川郷コン」募集も

冬の白川郷合掌造り集落の風景

冬の白川郷合掌造り集落の風景

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 世界遺産の合掌造り集落で知られる白川村が現在、村内独身者を対象にした結婚支援事業強化に全力を尽くしている。

「白川郷コン」

 同村役場によれば、2013年4月調査の村民人口は1710人(男性833人・女性877人)で、20歳以上の独身者は男女合わせて現在約200人。男女比率は6.5対3.5で男性独身者が多い。同村では近年、村民の未婚や晩婚による人口減少と少子化問題の対策事業として官民有志による「しらかわ縁結びとの会」を結成し、村を挙げての婚活事業に力を入れている。

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 トヨタ白川郷自然学校(白川村馬狩、TEL 05769-6-1187)と提携し、これまでに2組が結婚した婚活パーティー「白川郷コン」は今年で3回目。主催実行委員会では現在、20歳~45歳ぐらいまでの男女参加者を募集している。参加条件は「白川郷に興味があり将来住んでみたい人」。

 開催日は3月15日・16日。1泊2日の日程で、合掌集落の観光や郷土料理作り、天然温泉と豊かな自然を満喫しながら出会いと交流を図る。参加料金は宿泊費込みで、男性=1万1,000円、女性=5,500円。定員各25人。締め切りは3月2日。申し込みは同校まで。

 同村村民課の吉實秀典さんは「婚活パーティーは選択肢の一つ。独身者のさまざまなニーズに対応できるよう多角的に婚活を支援していきたい」と話す。

 昨年は、地元のイベント企画会社「リチェルカート」(高山市山田町)に結婚相談事業を業務委託し、近隣の高山市、飛騨市、下呂市と共同運営する飛騨地域の結婚支援ポータルサイト「リチェネット」を開設。現在も結活アドバイザーによる結婚相談やマナーアップ講座、交流イベント開催など精力的な活動が続いている。

 今年は、結婚相手紹介サービス大手の「ツヴァイ」(東京都中央区)と業務提携し、20歳以上の村内独身者を対象に村が入会金を全額負担する取り組みを1月14日から始めた。同社では今後、白川郷コンへの協力や、独身の子どもを持つ親に向けた相談会など包括的な支援を展開していく構えという。

 同村は「全国規模での出会いの機会と30年の実績で培われた婚活ノウハウを、村内独身者に提供できるのでは」と期待を寄せる。「同時に、都会では味わえない白川郷での田舎暮らしの豊かさや魅力を知ってもらえるよう、気軽にのんびり遊びに来ていただけるきっかけづくりにも励みたい」と話す。