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高山のナイトクラブで3店合同イベント-周年記念タッグチームで来店客もてなし

「新しいことを始めるのだから赤字は覚悟の上」と来店を呼び掛ける「ワンカラット」オーナーの田中さん

「新しいことを始めるのだから赤字は覚悟の上」と来店を呼び掛ける「ワンカラット」オーナーの田中さん

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 高山のナイトクラブ「One Carat(ワンカラット)」(高山市総和町1、TEL 0577-62-9477)が6月29日、近隣の創作料理店やバーと3店合同で周年記念イベントを開く。

店内の様子

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 今月24日にオープン1周年を迎えた同店。オーナーの田中康郎さんは「日ごろの感謝とお礼をお客さまに伝えると共に、みんなで楽しく高山の『夜のまちづくり』に取り組むきっかけになればと企画した」と話す。

 「今年『何らかの記念』を迎える知り合いの飲食店に声を掛けた」という同イベントでは、今年4月に古民家物件に移転リニューアルオープンした「雨音(あまね)ダイニング」(高山市総和町)と、今年10周年を迎えるバー「ル・ザンク・アヤ」(同市朝日町)から各店の料理人が駆け付け、腕を振るった「スペシャルつまみ料理」を1品ずつ用意。3店合同のタッグチームで来店客をもてなすという。

 「高山は観光地なのに、私の知る限り、着飾った男女がスマートに飲んで遊べるナイトスポットがほとんどない。当店も、普段は男性客がほとんどで女性客はめったに来ない。私はその現状が何だか気にくわない。飛騨最大の歓楽街のともし火を次世代に引き継いでいくためにも、まず当店が旗振り役となって『ナイトクラブは男が来る所』といったイメージの呪縛を解くところから始めていきたい」と田中さん。

 「もう何十年も昔の話になるが、当時東京で一流と言われていたナイトクラブを毎晩のようにはしごしていた時期がある。昭和の場末感なんてまるでなく、おしゃれで小粋な紳士淑女であふれかえっていた。五感で学んだあの頃の感動と空気感はいつまでたっても色あせない」と話す。

 「今でも強烈に焼き付いているそのイメージを一つずつ、高山の夜の街で現実のものに変えていきたい。今回や今後予定しているイベントを通じ、質の高いナイトスポットを提供する心意気が連鎖し、街全体の意識レベルを底上げできれば」と期待を寄せる。

 当日は、ビール、ウイスキー、焼酎が時間無制限で飲み放題になるほか、店内にライブステージを設置。県内外からナイトクラブでの奏法に精通した選抜メンバーを集めたという生バンドによるジャズライブを3回程度行う予定。

 開催時間は19時30分~23時30分。料金は男性=6,000円、女性=5,000円(以上、要入場チケット)。女性3人以上でグループ来店の場合は1人につき1,000円を割り引く。チケット購入は同店まで。

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