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高山本線、全線開通80周年-ご当地キャラ集結、演歌歌手ソロデビューも

高山駅に集まったご当地キャラたち

高山駅に集まったご当地キャラたち

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 JR高山駅で10月25日、高山本線全線開通80周年記念セレモニーが開かれた。

記念ヘッドマーク付き「キハ40・48系 旧国鉄色風車両」

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 高山本線は、1934(昭和9)年10月25日に小坂-下呂間の開通により岐阜-富山間で全線が開通した。80周年の記念日に当たるこの日は、特急「ワイドビューひだ号」の記念ラッピング車両や記念ヘッドマーク付き「キハ40・48系 旧国鉄色風車両」が同駅に到着し、祝いに駆け付けた多くの地元民や鉄道ファンでにぎわった。

 駅改札出口には、ご当地キャラたちが集結し乗客らを出迎えたほか、市内のホテル旅館組合のおかみや女性スタッフで組織する「おもてなでしこ」が湯の花などの記念品を手渡し、高山市消防団音楽隊による演奏、高山市長と飛騨酒造組合による「たる開き」、地酒振る舞い、各町が自慢特産品を持ち寄り即売ブースを開くなどして観光客や来場者たちをもてなした。

 同駅近くにある高山市社会福祉総合センター(昭和町)では、東海鉄道OB会高山支部とNPO法人「高山おもちゃ病院」が「私たちの高山本線展」を開き、全線開通時の時刻表や往年の鉄道風景を写したパネル写真、貴重な鉄道機材・資料など思い出の品々を展示。同施設に隣接する「ポッポ公園」ではミニSL乗車体験を開き、親子連れや子どもたちで盛況だった。

 神奈川県在住の演歌歌手・正木奈々子さんは今回、同周年に合わせて演歌歌手グループ「YOKOHAMA屋」から「高山本線 旅めぐり」でソロデビューを果たした。作詞は、たきのえいじさん、作曲は、伊川伝さん、編曲は、石倉重信さん。

 「おもいで積んだ列車に乗って」から始まる同曲は、「さんまち抜けて高山陣屋、宮川朝市 柳橋」などノスタルジックな高山の町の風景を情緒豊かに歌い上げる。

 正木さんは「私にとって高山は、父の仕事の転勤で小1~中3まで住んだ思い出深い町。『高山本線 旅めぐり』は子ども時代を思い出しながら歌っている。カラオケで歌われる方も、高山線の車窓から町を望む風景などを思い浮かべながら歌ってほしい。今回の初ソロデビュー作をきっかけに、地元の懐かしい方々とたくさん再会できてとてもうれしい。これからも大切に歌い継いでいきたい」と笑顔を見せる。

 同CD販売元はクラウン徳間ミュージック。価格は、カップリング曲「花が咲いた」とカラオケ2曲を含む全4曲入り=1,234円。

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