高山・上三之町で12月21日~25日の5日間、夜の古い町並みを「ちょうちん」で幻想的に演出するイベント「提灯ライトアップ」が開催される。主催は飛騨高山旅館・ホテル協同組合青年部らで組織する飛騨高山ウインターカーニバル実行委員会。
今年で5回目となる同イベントは、江戸~明治期の伝統的建造物群保存地区の一つ、上三之町の建物の軒先にちょうちんをともし、高山の夜の幻想的な町並みを散策してもらおうというもの。約350メートルの通り沿いに「高山祭」と同型のちょうちん・約80灯が掲げられ、期間中、町並みの一部の店舗は20時まで時間を延長して営業する。
同ライトアップでは、町並み入り口で「手持ちぢょうちん」や「和傘」を貸し出すほか、高山陣屋前で建物と人力車をバックに記念撮影ができるサービスや、酒蔵で甘酒のふるまいなど、さまざまな無料イベントも実施する。
同イベント実行委員長の山口弘司さんは、「ここまで5年間、観光客の皆さんをはじめ上三之町の町並み保存地区の皆さんや地元の方々の協力があって同イベントを続けてこられた。おかげさまで例年客足の落ちるこの時期に、少なからず高山を訪れるお客さんも増えてきた。改めて感謝とお礼を言いたい。幻想的な高山の古い町並みが楽しめるこのイベントを、今後も継続していきたい」と話す。
点灯時間は、18時~20時30分まで。雨天時も開催。