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高山で1年の吉凶占う「管粥神事」-桃豊作、プロ野球は中日と西武V

麻の茎を割りかゆの入り具合を調べる氏子若連中

麻の茎を割りかゆの入り具合を調べる氏子若連中

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 高山市丹生川町旗鉾の「伊太祁曽(いたきそ)神社」で1月14日、市指定無形文化財の「管粥神事(くだがいしんじ)」が行われた。

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 旗鉾地区に600年以上前から伝わり、麻の茎に詰まったかゆの入り具合から1年の吉凶を占う同神事。

 昨年は、ソチ冬季五輪での葛西紀明選手の活躍などが的中した。今年は、作況、獣害、天候、景気、プロ野球など約110項目を占った。

 境内では、サワラの占事札を付けた長さ6センチほどの麻の茎を大豆や小豆入りのかゆと一緒に1時間ほど炊き込んだ後、取り出した茎を氏子の若連中たちが小刀で一つ一つ割って中を調べ、ご神託を「くだがい帳」に写し取っていった。

 占い結果は、農作物はゴボウ、ウド、レタス、桃が豊作、獣害は昨年飛騨地域で大量出没したクマは心配なく、「むじな(タヌキ)」に注意、天候は雪と台風に注意、景気は現状維時、プロ野球リーグ優勝チームはセ・リーグが中日、パ・リーグは西武と出た。

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