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飛騨市図書館で「夏の甲子園決勝」パブリックビューイング 地元球児ら根尾君に熱視線

五回裏、大阪桐蔭・根尾君のホームランで歓喜に沸くパブリックビューイング会場

五回裏、大阪桐蔭・根尾君のホームランで歓喜に沸くパブリックビューイング会場

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 第100回全国高等学校野球選手権記念大会最終日の8月21日、飛騨市図書館(古川町本町)3階で大阪桐蔭高校-金足農業高校の決勝戦パブリックビューイングが行われた。主催は飛騨市教育委員会。

2018夏の甲子園決勝、根尾君の勇姿を見守る飛騨市民

 秋田県で103年ぶりとなる決勝進出を決め、東北勢初の優勝が懸かるなど、この夏一番熱い話題をさらった秋田県代表の金足農業高校(以下、金足農)と、2018ドラフト1位指名候補選手との呼び声も高い「二刀流」、飛騨市河合町出身の根尾昴(ねおあきら)君を有し、2度目の春夏連覇を狙う北大阪代表の大阪桐蔭高校(以下、大阪桐蔭)の両校が全力でぶつかり合った同試合。

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 パブリックビューイング会場にはこの日、3メートル四方の巨大スクリーンを設置し、観客の応援用にスティックバルーン100本を用意。試合開始の14時が近づくと、市職員が館内を回り、利用者の大人や夏休みの宿題に励む子どもたちに「ちょっと手を休めてみんなで根尾君を応援しませんか」と来場を呼び掛けた。

 会場では地元小中学校の球児を中心に地元民約70人が着席。根尾君が画面に映るたび拍手やバルーンを激しく打ち鳴らしながら、固唾(かたず)をのんで試合の行方を見守った。

 金足農・吉田と大阪桐蔭・柿木の両エースによる先発で始まった試合は一回、大阪桐蔭が口火を切り、石川の2点タイムリーなどで一挙3点を先取。三回には金足農が1点を返したが、四回、大阪桐蔭が3点を追加して引き離し6-1で前半を折り返した。

 五回は大阪桐蔭の打線が爆発。地元ファン待望の根尾がバックスクリーンに2点ホームランをたたき込むと、会場は割れるような歓声に包まれた。この回、大阪桐蔭は6点の大量得点。12-1のワンサイドゲームで終盤戦に突入した。

 七回、金足農は1点を返す意地を見せ、会場では諦めない全力プレーで故郷の応援席を沸かせる金農ナインの姿に思わず涙を拭う人の姿もあった。八回を終え13-2で大阪桐蔭が大量リードのまま最終回表、金足農の攻撃も逆転には及ばず、大阪桐蔭が史上初・2度目の春夏連覇で勝利を飾った。

 観戦中、「まだ回はある。金足農業頑張れ」とつぶやいていた、古川中3年生で野球部キャプテンの内野慎太郎君は試合を見終え、「根尾君は本当にすごい、飛騨の誇れる先輩。ホームランボールがバックスクリーンに消えた時はしびれた」と話す。

 終始真剣な表情で根尾君の一挙手一投足に熱視線を送っていた、古川小6年生で少年野球チーム「古川クラブ」キャプテンの薄田航大君は「守りも打つも投げるもできて、チャンスの場面でしっかり結果を出せる、僕も根尾君みたいな選手になりたい。甲子園の決勝戦でホームラン、かっこよかった」と笑顔を見せていた。