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飛騨信用組合が「恋チュン」動画公開-金融機関の「お堅い」イメージ払拭、話題に

ダンス動画は代官所史跡「高山陣屋」開門からスタート

ダンス動画は代官所史跡「高山陣屋」開門からスタート

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 高山の金融機関「飛騨信用組合」(高山市花岡町)の制作した「恋するフォーチュンクッキー」ダンス動画が3月17日、ネット公開され話題を集めている。

役職員も本気で踊る

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 人気アイドルグループAKB48の同楽曲(通称=恋チュン)は昨年8月の発売後、親しみやすいメロディーと覚えやすい振り付けから「踊ってみた」動画の制作が全国で爆発的な広がりを見せている。

 現在も多くの自治体や企業が恋チュンで踊るPR動画を相次いで公開する中、同組合では今年9月の創立60周年を記念して、職員の一致団結を図り金融機関の「お堅い」イメージを払拭しようと同動画の自主制作に踏み切った。ネット上では、金融機関参入は全国初との声も。

 動画には、同組合の会長以下全役職員から嘱託職員・パート職員に至るまで総勢200人ほどが参加。インフルエンザで休暇中の職員も顔写真パネルで登場する。再生画面では高山の風景や各部署・支店の紹介が展開される中、「彼氏募集中(女子職員)」「婚活中(男子職員)」「社内結婚組」なども公開。ユーチューブの再生数は3月26日現在、高画質版で5500回以上、低画質版で600回を超える。

 企画を担当した経営企画部次長兼ブランド戦略室室長の水口昌己さんは「当初『本当にやるんですか』『年度末で忙しい…』と難色を示していた職員も、いざ始まると自主的にアイデアを出すなど楽しんで撮影に協力してくれた」と話す。

 役職員も「やるなら本腰を入れて真剣にやろう」と率先して恋チュンを後押し。2月上旬の社員旅行でも余興披露されたほか、2次会のカラオケでは異様な盛り上がりを見せたという。「『早く一本につながった動画が見たい』との声を各所で聞くようになり、目標だった職員の団結が実った」と制作を振り返る。

 「完成した動画を見返して、もう少しああしとけば…などと思う所もあるが、完璧すぎないダンスが逆に『らしさ』だと今は満足している。地元のお客さまや、これから共に仕事をする新職員たちに活気があって楽しそうな人たちがいる金融機関だなと思ってもらえたら」と笑顔を見せる。

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