食べる 買う 暮らす・働く

飛騨で「酒場ライター」吉田類さんトークライブ-酒とつまみ用意、送迎バスも

神岡町の居酒屋で地元民と交流する吉田類さん(写真右、昨年の様子)

神岡町の居酒屋で地元民と交流する吉田類さん(写真右、昨年の様子)

  • 0

  •  

 地域交流センター船津座(飛騨市神岡町、TEL 0578-83-0151)で6 月8日、「酒場ライター」「酒場詩人」の異名を持つ作家・吉田類さんによるトークライブ「吉田類のぶらり神岡ほろ酔いトーク」が行われる。

地酒を片手に盛り上がる吉田類さん

[広告]

 同ライブは今年で2回目。昨年4月の初開催時、吉田さんは会場で観客と酒を飲みながら「旅と酒場」に関するフリートークを展開。ほろ酔いの客席から笑いを誘う突っ込みが入ったり、ステージ上の吉田さんに酒を注ぎに行く観客がいたりと双方意気投合し愉快に盛り上がったため、「類さんが帰ってきた」と称し第2弾開催が決定した。

 吉田さんは現在、エッセイスト、イラストレーター、俳人として多分野で活躍。2003年からはBS放送の旅番組「酒場放浪記」にメーンアクトとしてレギュラー出演し、東京近郊を中心に日本各地の酒場を巡っている。同番組は昨年9月で丸10年を迎え、放送回数は550回を超えた。

 船津座実行委員長を務める田中拓朗さんは企画のきっかけについて、「酒場放浪記の大ファンで、吉田さんの気さくな人柄を知るにつれ『一度でいいから一緒に飲んでみたい』という夢を実現したかった」と話す。

 昨年は念願かない、ライブの打ち上げで吉田さんと神岡の町に繰り出したという。「テレビで見たままの光景が目の前に。居合わせた地元民が振るどんな話題にも精通していて、その博識と話の面白さにあらためて感動した。吉田さんは深夜を超えてさらに絶好調で、結局3軒はしご酒をして最後は行く店がなくなる時間帯までご一緒させていただき感無量だった。今回も打ち上げが楽しみでしょうがない」と笑顔を見せる。

 「トークテーマを特に決めず、一緒に酒を飲む観客と気ままに話すライブスタイルも吉田さんにとって新鮮だったようで、地元の飲み屋も含めて『飛騨神岡にまた来たい』と大変喜んでいただけた」と田中さん。

 今回のライブでは、互いの距離を縮めて同じ目線でより酒場らしい雰囲気を醸そうとステージ使用を撤廃。フロア中心に演台を置き、吉田さんを全方位から取り囲むように観客のテーブル席を配置するという。地元企業が協賛してドリンクやおつまみも各種用意、会場内で販売する(持ち込み禁止)。

 当日は、JR高山駅前バスターミナルから飛騨古川駅経由で会場まで、最大80人分の無料送迎バスも運行する予定(13時高山発、要予約)。「神岡のみならず、大勢の飛騨人に吉田さんの魅力を知っていただきたい」と来場を呼び掛ける。

 14時開場、15時開演。チケットは全席指定前売り=3,000円。問い合わせは船津座まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース