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高山で「ベビーカーダンス」教室-飛騨で初開催、考案者との偶然の出会いから

ベビーカーダンスを披露する石川さん

ベビーカーダンスを披露する石川さん

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 高山の地域交流スペース「まちスポ飛騨高山」(高山市天満町1、TEL 0577-62-8550)で6月28日、「親子でエンジョイ!ベビーカーダンス教室」が開催される。主催は日本親子ダンス協会(神奈川県藤沢市)と、エリーズプロジェクト(高山市塩屋町)。

ダンスで子どもを笑わせる石川さん

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 軽快な音楽に合わせハミングを口ずさみながらステップを踏み、ベビーカーを押したり引いたり、子どもにタッチしたり、顔を近づけ「ヘン顔」や「いないいないばあ」で笑わせる「ベビーカーダンス」の1日教室。飛騨での開催は今回が初めて。

 当日の講師を務める石川さやかさんは同ダンスの考案者。東京都出身で現在0~4歳の3児の母。

 ダンス歴は25年。小学生時代から10年間続けた新体操経験をベースにジャズ、ヒップホップ、ストリートなどのダンスをマスター。レッスン講師やプロダンサーとして活躍し、結婚、出産。初めての子育てでは「うつ」を経験した。「赤ちゃんはしゃべることができないし、夫は仕事で忙しく、心休まる相談相手もいない。子育てならぬ『孤育て』だった」と振り返る。

 そんな経験から、「特技のダンスを生かして、子育て世代の母親同士が悩みや喜びを共有できるようなきっかけ作りができないだろうか」と考えるうち、たどり着いた一つの答えが「ベビーカーダンス」だったという。

 2年前に地域の公民館で同ダンスを初披露。昨年3月には口コミで集まった母親たちと親子ダンスのサークルを結成した。同11月、クラウドファンディングサイトの支援を通じて「世界初の『100台ベビーカーダンス』を代々木体育館で開催したい」という夢をかなえた。

 今年4月に「日本親子ダンス協会」を立ち上げ現在に至る。首都圏をメーンに、ベビーカーダンス、だっこひもダンス、パラバルーンダンスなど、オリジナル親子ダンスのレッスントレーナーとして活躍する傍ら、子育てに奮闘する忙しい毎日を送っている。

 今回教室を共催する、起業ママ応援サークル「エリーズプロジェクト」代表の三ツ橋絵里さんは「石川さんとの出会いは本当に偶然。地元の手作りパン屋さんで、お互い客同士初めての会話がきっかけ」と話す。

 「私、こういうダンスやっているんですよ」と説明されたが、最初は半信半疑。家に帰ってパソコンで100人ベビーカーダンスの動画を見て度肝を抜かれた。「本当の話だったんだ(笑)。何これ楽しそう。1人じゃなくてみんなでできるし、絶対やってみたいと、すぐさま石川さんに連絡した」と三ツ橋さん。

 石川さんは「未経験者大歓迎。かっこよく正しく踊るというのは二の次。間違えても、それで笑顔になるなら万事オーケー。運動量がそこそこあるので、産後太りで諦めていたズボンやスカートもはけるようになる(笑)。普段から自分独自の振り付けを考案するのも楽しくなるので、私なんてスーパーマーケットで気付いたら踊っていることもよくある」と笑顔を見せる。

 三ツ橋さんは「大変なことも多いけれど、今しかできないのが子育て。どうせなら親子と仲間と、みんなで楽しい時間を共有できれば。当日はもちろん父親も強制参加で(笑)。家族の絆も深まり、きっと新しい世界が広がるはず」と参加を呼び掛ける。

 時間は10 時~11時と13時30分~14時30分の2回。定員は各回7組。受講料は1組1,000円。問い合わせ・申し込みは、エリーズプロジェクトブログ「エリーの飛弾ママ ありのママ」から確認できる。

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