飛騨経済新聞の2014年上半期PV（ページビュー）ランキング1位は、「高山旭座閉館へ－無情のカウントダウン、飛騨から映画館が消える日」の記事だった。

　ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1.「高山旭座」閉館へ－無情のカウントダウン、飛騨から映画館が消える日（6/26）
2. 高山のハンバーガー店、外国人口コミランキングで全国2位に（6/13）
3. 高山のうどん店「新井製麺所」、閉店へ－59年の歴史に幕（1/14）
4. 高山で伝統のかゆ占い－ソチ五輪、フィギュアで日本メダル独占のご神託（1/15）
5. 飛騨高山ウルトラマラソンに2258人－地元勢も活躍、男子でダブル入賞（6/9）

6. 高山に「用途不明」模造小判500枚－レンタル開始、「誰かいい知恵貸して」（5/30）
7. 飛騨信用組合が「恋チュン」動画公開－金融機関の「お堅い」イメージ払拭、話題に（3/26）
8. 映画「ポプラの秋」、高山市内でロケ－中村玉緒さん、本田望結さんら出演（6/4）
9. 飛騨の酒、国際品評会で最高賞受賞－「酔翁」「蓬莱」がそろい踏み（5/21）
10.飛騨神岡・大津神社で「式年大祭」－20年に一度、「映画予告みたいな」CMも話題に（5/2）

　飛騨に唯一の映画館や、地元民が慣れ親しんだ老舗うどん店が次々と消えるという衝撃的な話題が駆け巡った2014年の上半期ランキング。一方、上位には高山のハンバーガー店が世界規模の旅行口コミサイトで2位を獲得したり、飛騨の酒がイギリスで開かれた世界最大級のワイン品評会で最高賞のトロフィー賞を獲得したりと、世界を舞台に今後の飛騨地域発展の期待につながる明るい話題も注目を集めた。

　4位にランクインした飛騨伝統のかゆ占い「管粥神事（くだがいしんじ）」の占い結果は、残念ながら全的中には至らなかったが、地元やネット住民の間で「フィギュア予想は全部逆順になっているのでは」「微妙に当たっている」など話題を呼んだ。今後は、昨年プロ野球セ･リーグの展開や楽天優勝を完全的中させたペナントレース予想の行方に期待と注目が集まる。

　そのほか、日本初という金融機関による恋チュン動画（7位）や、街の困りごと記事（6位）には全国から多数の反応が寄せられた。1年も折り返しに差し掛かり、街は絶えず変化し続けている。2014年後半も「町の記録係」として広域飛騨圏の今を伝えていきたい。