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「高野山全国行脚」一行、飛騨高山に-「密教法具と不滅の火」携え

今年4月、御本尊祈念三鈷杵と不滅の法燈を携え高野山を出発した青年僧侶一行(写真提供=高野山金剛峯寺)

今年4月、御本尊祈念三鈷杵と不滅の法燈を携え高野山を出発した青年僧侶一行(写真提供=高野山金剛峯寺)

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 高山の真言宗寺院「清伝寺」(江名子町)と「相応院」(桜町)で7月13日・14日、高野山僧侶の全国行脚「高野山結縁行脚(けちえんあんぎゃ)」一行を迎える記念法要が一般公開される。

高野山奥之院の「不滅の法燈」分燈式の様子

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 2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」で世界遺産に登録された高野山は、平安時代の816(弘仁7)年、弘法大師空海が嵯峨天皇から真言密教の修行道場として下賜され開山。高野山真言宗では現在、来年4月2日から50日間の日程で行う開創1200年大法会(だいほうえ)を控えている。

 全国行脚は同大法会記念法要の一環。高野山のシンボルである密教法具「飛行三鈷杵(ひぎょうのさんこしょ)」をかたどった本尊「祈念三鈷」と、高野山の霊木から作った「なで三鈷」、高野山奥之院で1000年以上燃え続ける聖火「貧女の一灯(ひんにょのいっとう)」の「分灯」を携え、今年4月に高野山から北海道に渡った青年僧侶一行を起点に、来年の大法会初日まで1年間かけてリレー形式で全国各地の真言寺院を巡り高野山帰山を目指す。

 高山市の2寺院では連日日程で「お待ち受け法要」を営む。両日、高野山高校生生徒による「紙芝居」も予定する。清伝寺住職の桐谷可淋(かひん)さんは「飛騨地域はもちろん、当寺にとってもおそらく有史に一度の貴重な法要。せっかくの珍しい機会なので、宗派に関係なくぜひ多くの人に足をお運びいただければ」と呼び掛ける。

 開催日時は、7月13日13時30分~=清伝寺本堂「理趣三昧法要(りしゅざんまいほうよう)」、同14日10時30分~=相応院本堂「結縁法要(けちえんほうよう)」。

 同行脚のリアルタイム情報は、フェイスブックページ「高野山結縁行脚」と高野山ホームページから確認できる。

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