見る・遊ぶ 暮らす・働く

下呂で「ゆのはな映画祭」-上映作品の監督・俳優招きトークショーも

(左から)来場を呼び掛ける窪田将治監督、野村誠下呂市長、萩原町商工会青年部青年部の下町さん・吉本さん

(左から)来場を呼び掛ける窪田将治監督、野村誠下呂市長、萩原町商工会青年部青年部の下町さん・吉本さん

  • 0

  •  

 下呂交流会館(下呂市森)で10月19日、「下呂ゆのはな映画祭」が開催される。主催は萩原町商工会青年部(下呂市萩原町)。

「下呂ゆのはな映画祭」フライヤー

[広告]

 飛騨の次世代を担う若者たちへ映画をもっと身近に感じてもらおうと開く同祭は今年で2回目。きっかけは、青年部メンバーで実行委員長を務める吉本拓也さんが日本映画学校(現・日本映画大学、神奈川県川崎市)時代に窪田将治監督と同級生だったことから実現した。

 窪田監督は2006年、「zoku」で劇場映画デビュー。2010~2012年にはモントリオール世界映画祭「Focus on World Cinema」部門に3年連続で正式出品の快挙を果たすなど、国内外から注目を集める若手映画監督の一人。

 「飛騨は今年9月に地域唯一の映画館が無くなってしまうなど、寂しい出来事があったばかり。しかし、逆境の今だからこそやる価値があると使命感を持って臨む」と吉本さん。

 今回の上映ラインアップは、窪田監督の最新作で女子プロレスラーと地下アイドルたちの青春群像を描く「太陽からプランチャ」、お笑いコンビ「品川庄司」の品川ヒロシ監督作品「ドロップ」、「平成のガメラシリーズ」「デスノート」などを手掛けた金子修介監督作品「百年の時計」の3本立て。

 当日は、金子監督、窪田監督、「太陽からプランチャ」で映画初主演を飾り「侍戦隊シンケンジャー」シンケンゴールド役などで知られる俳優・相馬圭祐さんが来場。上映後、3人によるトークライブで会場を盛り上げる。

 昨年に次ぎ2度目のゲスト参加となる窪田監督は「『ゆのはな映画祭』はまだまだ伸びしろがあり、今後が楽しみな映画祭。吉本さんはじめ地元の熱い思いと団結力をこれからも後押ししたい」とエールを送る。

 同青年部長の下町竜司さんは「今最大限できることをコツコツと積み上げ、将来的にはフィルムコミッション設立なども視野に、飛騨地域と映画文化を結びつける取り組みへとつなげていきたい」と意気込む。

 「日本映画の第一線で活躍する監督さんや俳優さんを間近に見ることができて、生で話が聞けるめったにないチャンス。飛騨一円からぜひとも来場いただければ」と呼び掛ける。

 10時開場、10時30分開演。入場料は、高校生以上=2,000円、小・中学生=1,000円、幼児無料。問い合わせは萩原町商工会(TEL 0576-52-2500)まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース