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飛騨の木工技術×音響特許技術、純国産イヤホン第3弾発売へ

つや消し仕様という「Flat4-楓弐型」

つや消し仕様という「Flat4-楓弐型」

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 飛騨の木工メーカー「オークヴィレッジ」(高山市清見町)とカスタム音響メーカー「音茶楽(おちゃらく)」(東京都世田谷区)が11月22日、コラボ開発したカナル(耳栓)型イヤホン「Flat4-楓(かえで)弐型」を発売する。

イヤホン本体外観

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 オークヴィレッジの木材精密加工技術と音茶楽の特許技術である音響システム「ツイン・イコライズド・エレメント方式」を融合した純国産コラボレーションモデルのシリーズ第3弾。

 音茶楽社長の山岸亮さんによると、2012年11月に発売し販売完了した「Flat4-楓-」のサウンドシステムと構成部品の良い所はそのままに、音質向上のため塗料素材など細部を徹底的に見直したという。

 「音圧を調整する位相補正チューブに特殊塗装を施して高音再生時に響く不快音を抑制し、余韻レベルのかすかな音まで磨き上げた。ひずみ感がより少なく柔らかい高音域を実現したほか、音響調整部品も微調整し超低音域から超高音域までスムーズに広がりのある音が完成した」と自信を見せる。

 カエデ材のセンターキャビネットは、前作同様、オークヴィレッジの木工職人が一点一点手作りし、表面に漆の木の樹液を何度も拭き取りながら重ね塗りする「拭き漆」加工を施す。使い込むうちに天然塗料の漆が木に深く浸透して硬化し、耐久性と音質が向上するほか、紫外線により色が透けることで経年と共に木目の美しさが際立つという。

 「ユーザーの意見を最大限取り入れ、常用耐久性を随所でアップしたほか、要望の多かったL型接続コードやイヤーピースのサイズを増やすなど付属品も充実させた。前作を超える使い勝手のよいモデルに仕上がった」と山岸さん。

 価格はオープン。「音茶楽 Sound Customize」での販売予定価格は7万5,000円(税別)。「オークヴィレッジ ショールーム」、「音茶楽 Sound Customize」、「eイヤホン」、「フジヤエービック」(東京都中野区)で取り扱う。

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