JR高山線・久々野(くぐの)駅前に7月8日、七夕のササ飾りが登場した。
月遅れの8月に行う飛騨地方の七夕行事に先立ち同駅前観光案内所に設置されたササ飾りは、今年で5年目。
近隣住民らで組織する久々野駅前周辺美化推進委員会が、完全無人駅である同駅のにぎわい創出と子供たちの願いをつなぐ夢のあるまちづくりを目指し、毎年飾り付けを行っている。
ササ飾りには久々野保育園の園児118人が書いた短冊が掛けられ、駅利用者たちの目を楽しませている。「お兄ちゃんになりたい」「おうまさんにのりたい」「アンパンマンにあえますように」など、子どもたちのかわいらしい願い事が風に吹かれて涼しげに揺れる。
同案内所では現在、願い事を自由に書き込める短冊を窓口に用意。スタッフの田中裕子さんは「当駅は海抜676メートルと、飛騨で一番星空に近い鉄道駅。短冊の願い事も少しだけ有利になるかも(笑)。今年もぜひ多くの方々に立ち寄っていただければ」と利用を呼び掛ける。
ササ飾りは8月中旬に同地で開催される「久々野駅前夜市」まで飾られる予定。