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高山・丹生川町に「旧大橋邸・田舎体験館」-地域観光の拠点目指す

オープンした「旧大橋邸・田舎体験館」と中萩さん

オープンした「旧大橋邸・田舎体験館」と中萩さん

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 高山に7月23日、農業体験施設「旧大橋邸・田舎体験館」(丹生川町日面)がオープンした。運営は飛騨大鍾乳洞観光。

施設に隣接する農地

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 同施設は、「飛騨大鍾乳洞」を発見した故・大橋外吉さんが1975(昭和50)年に建てた自宅を改修したもの。1998年旧丹生川村に寄贈されて以来、高山市が遊休施設として管理してきたが、今回、地域観光の起爆剤になればと同社が借り受け農業体験施設としてオープンした。

 総面積約1500坪の敷地には、延べ約105坪の3棟の家屋と約910坪の農地、魚のつかみ捕りなどができる池も整備した。今後は、地元民宿団体で組織する「乗鞍グリーンツー」と一般社団法人「ふるさと体験飛騨高山」のサポートで、野菜作りや郷土料理のワークショップ、ネーチャークラフトなどの自然体験プログラムを提供していく予定。

 同社代表の中萩久夫さんは「自然体験型観光の地域拠点として、地元の民宿や乗鞍・五色ヶ原(ごしきがはら)といった自然観光スポットとタイアップし、都市と農村の交流を図る体験型ツアーの企画や、子どもや家族で楽しめる飛騨の田舎文化体験イベントも行っていきたい」と意欲を見せる。

 8月19日・22日・26日には、魚のつかみ捕り、五平餅作り、夏野菜の収穫などが体験できるオープニングイベントを行う。参加料金は一家族=1,500円。問い合わせは「ふるさと体験飛騨高山」(TEL 0577-79-2005)まで。

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