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南三陸町復興のシンボル「ゆめ多幸鎮」、高山市内の洋服店が販売

「Tシャツ屋」店内で販売されている「ゆめ多幸鎮」

「Tシャツ屋」店内で販売されている「ゆめ多幸鎮」

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 高山市内の洋服店「Tシャツ屋」(高山市本町2、TEL 0577-35-5922)が現在、宮城県南三陸町名産のタコをモチーフにした文鎮「ゆめ多幸鎮」を販売している。復興への願いを込め、文鎮の売り上げは全額、南三陸町の復興支援金として寄付する。

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 店主の中村真也さんは震災が起きて間もないころ、支援物資を自家用車に載せ友人と2 人で南三陸町を訪れた。その際、現地のボランティアセンターで、現在「南三陸復興ダコの会」会長を務める高橋修さんと知り合った。

 「ゆめ多幸鎮」はもともと、南三陸町の観光協会が「置くと(オクト)試験に合格(パス)する」合格のシンボル「オクトパス君」として製造・販売していたもの。今年に入って人気も高まり工房を拡張して増産していこうという矢先、津波被害により全てが流された。

 中村さんは今年の夏ごろ、合格のシンボル「オクトパス君」を復興のシンボル「ゆめ多幸鎮」と名を変え、町を挙げて販売するという取り組みを高橋さんから聞き、高山でも継続的に復興支援を応援していきたいと、文鎮の販売を開始した。

 「被災地は今もまだ被災中。自分は南三陸町という特定の地域ピンポイントでの支援にあたるが、これを機に大勢の人がいろいろな地域の支援に意識を持ち続け、協力すれば必ず大きな力となって現地に届く。『ゆめ多幸鎮』」の販売は被災地の復興が続く限りずっと続けていく」と中村さん。初期に仕入れた文鎮は全て完売。今後も復興支援への手を緩めない。

 「ゆめ多幸鎮」は鉄鋳造製(600グラム)で、赤色が1,200円、金色が3,400円。金色は京都の伝統工芸職人の協力により一つひとつ本金箔(はく)押しが施されている。問い合わせはTシャツ屋 (TEL 0577-35-5922、火曜定休)まで。

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