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飛騨古川で「きつね火まつり」-幻想的なきつねの嫁入り行列など

「きつねの嫁入り行列」の様子

「きつねの嫁入り行列」の様子

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 飛騨市古川町で9月22日、おとぎ話さながらの幻想的な絵巻行列が見どころの「きつね火まつり」が開催される。

きつね火祭りの様子

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 御蔵(おくら)稲荷神社(飛騨市古川町)の例祭に合わせ、まちおこしの呼び物として行っている同イベントは今年で23回目。ベースとなるストーリーは、飛騨古川のお殿様にきつね神の娘「おこん」が嫁入りしてから100年後、その跡取り息子に人間の娘が嫁ぐという「きつねの嫁入り物語」。

 古川町の中心市街には狐の紋が入ったちょうちんが掲げられ、日の暮れかかる夕方から始まる「きつねの嫁入り行列」では、たいまつを持ったきつねの使いたちの案内で花嫁・花婿が町を練り歩く。その後は「婚礼の儀」や「蛇闘楽(じゃとうらく)」の舞などを行い、五穀豊穣(ほうじょう)と商売繁盛を願う。

 今回は公募の中から「花嫁」役に後藤ゆかりさん、「花婿」役に後藤健さん(共に下呂市在住)が選ばれた。今年7月に結婚したばかりという2人は「挙式が来年で実感がまだ湧いていないので、おごそかなまつりに参加してあらためて気持ちを引き締め、誓いを確認し、特別な思い出を作りたい」と話す。

 当日は、来場者に「きつねメーク」を施す無料サービスを市街各所で行うほか、メーン会場の「まつり広場」では、グルメバザーの「あきんど村」(11時~)、商売繁盛のだんごまき(17時30分~)、婚礼祝いの振る舞い酒(20時40分~)などを行う。

 実行委員会スタッフは「当イベントは、被写体として面白いのでカメラ好きの方から人気が高い。当日は街角メークで一緒にきつねになって、非日常空間の雰囲気を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は9時~21時。入場無料。問い合わせは「きつね火まつり実行委員会事務局」(飛騨市観光協会内、TEL 0577-74-1192)まで。

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